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“大統領になって!” カナダ首相がアメリカで大人気 トランプ氏と対照的な姿勢が理由か

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“大統領になって!” カナダ首相がアメリカで大人気 トランプ氏と対照的な姿勢が理由か

 カナダのトルドー首相が3月9日から11日までの3日間、首相として初めてアメリカを訪問した。アメリカはカナダにとって最も大切な同盟国とされるが、首相の訪米は実に19年ぶりとなった。到着した日のトルドー首相のFacebook投稿には、「アメリカ大統領選に出馬して」などの熱狂的なコメントが殺到した。

 大統領選の候補者指名争い真っ最中のアメリカでは、国境に壁を建設するなど過激な難民政策を掲げる候補者が共和党で支持を集め、「隔離」「閉鎖」に向いた国民感情が浮き彫りになっている。しかしトルドー首相は就任以来、その真逆ともいえる「ダイバーシティ」や「インクルージョン」を前面に押し出している。

 トルドー首相がカナダ国民のみならずアメリカ国民にも愛され、初の訪米で歓迎された理由は、その甘いマスクや若さだけではないようだ。

◆多様性と包括
 トルドー首相を語る上で欠かせないキーワードは、「ダイバーシティ(Diversity)」と「インクルージョン(Inclusion)」だろう。どちらも日本語になりつつあるが簡単に意味を説明すると、「多様性」と訳されるダイバーシティは、宗教や人種、年齢、性別、性的指向、社会的立場の違いなどが多様なことを指す。一方「インクルージョン」は、その多様性を受け入れることである。就任してからまだ4ヶ月ではあるが、トルドー首相はすでにこうしたことを実現してきている。

◆閣僚は半数が女性、シーク教徒数はインド内閣を凌ぐ
 トルドー首相は11日午前、アメリカン大学で学生から10の質問を受け付ける30分間のセッションを行った。カナダのトロント・スター紙によると、インド・パンジャブ州出身の男子学生は、首相が多くのパンジャブ出身者を閣僚に採用して嬉しいと告げた。トルドー首相はこれに対し、「うちの内閣には、(インドの)モディ内閣より多くのシーク教徒がいるよ」と言って笑いを誘ったという(パンジャブ州にはシーク教の総本山がある)。インディアン・エクスプレス紙によると、トルドー内閣には4人のシーク教徒がいる。一方のモディ内閣は2人だ。

 続いて同日のランチタイムに、首相はワシントンのシンクタンクで同様に30分間の質疑応答セッションを行った。トルドー首相は自身の内閣における男女比率が同じことに関して、「でもカナダ議会の女性比率はまだまだ低い。やらなければならないことは山ほどあるので、今後も取り組みを続けます。女性だけでなく男性も、フェミニストになる必要があると思う」と語ったという。(カナダのニュースサイト『ナショナル・オブザーバー』)

 同じセッションでは、2万5000人を受け入れたカナダのシリア難民政策にも触れた。「海外の危機を支援して正しい行いをする、というだけじゃない。この機会を得て喜んで勤勉に働いてくれる人たちが、カナダの地域社会を強化してくれる。つまり、カナダ経済を促進してくれるのだ」と、難民受け入れを決めた根拠を示した。(ナショナル・オブザーバー)

◆訪米に「トルドーマニア」が熱狂
 トルドー首相を熱心に支援する人は、「トルドーマニア」と呼ばれている。これは、トルドー首相の父親で1968年から1984年までの約15年半、カナダ首相を務めたピエール・トルドー元首相の時代に生まれた呼び方だが、今も健在のようだ。今回の訪米でも、多くのトルドーマニアが熱烈に首相を歓迎した。

 トルドー首相はアメリカに到着した9日(現地時間)、Facebookに動画を投稿した。3月15日時点で再生回数は60万回、「いいね」などのリアクションは3万件以上となり、5000回近くシェアされている。

 テキサス在住という男性は、「バーニーが選挙に勝てなかったら、トルドーが大統領をやってくれないかな? 彼が北米を統括してくれたらいいかも」とコメント。他にも、「ようこそ! アメリカ大統領としてあなたをキープしていいですか?」、「アメリカ滞在中、大統領選に出馬してくれませんか?」などというアメリカ国民らしき人たちからの書き込みが溢れている。また、「アメリカ人です! トランプが勝ったらカナダに行っていいですか?」というコメントには、「急いで! 私たちがアメリカ国境に輝かんばかりの大きな壁を作って建設費をトランプに支払わせる前に」という、カナダ国民らしき人からの、トランプ氏の対メキシコ政策をあてこすった返信がついている。

 カナダ人からのコメントには他に、「カナダ人として誇りに思う」、「アメリカ人がこれだけ私たちを羨ましいと思うなんて考えたこともなかった。ハーパー(前首相)のときは、アメリカ人はカナダが存在したことすら知らなかったし気にかけていなかったんじゃないかな」といった言葉もみられた。

 当然ながら、好意的な反応だけではない。「カナダ人全員がハーパーを嫌いなわけじゃないし、全員がトルドーを大好きなわけでもない。政権に就いてまだ間もないじゃないか。まだ何もやっていない。そのうち分かるさ」など、数は多くないものの否定的なコメントもみられた。

 最後に紹介したコメントは、ある意味、的を射ているかもしれない。まだ就任4ヶ月。トルドー首相は今後、シリア問題などの難しい諸問題をどう乗り越えていくのか。その革新的な考えや甘いマスクで話題になるだけでなく、実際の手腕を発揮して初めて、国家のリーダーとしての実力が判断されることになるだろう。

(松丸さとみ)

外部サイト参考記事

Kazuyuki Kasai

アメリカ人て国政を 自分らの手で どうこうしようとは 思わないんだねえ。たとえ不可能に見えても、 それを可能にする努力を 続けることがデモクラシーだと思うけどね。トランプが大統領になったら、 アメリカを捨ててカナダに移住したいと考える人が多いという。いびつな国の状態だな。

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