ルビーさん(13)「米国のティーンはフェイスブックなんか使わない」 その理由とは?

 NY在住のブロガー、ルビー・カープさん(13)の、「私の友達はフェイスブックを使っていない」という記事が話題になっている。この記事は11日、米国の人気ソーシャルメディア情報サイト「マッシャブル」に掲載され、フェイスブック上で2.5万人以上にシェアされている。

 記事によると、ルビーさんは、13歳にならないと登録できないフェイスブックに憧れを抱いていたという。しかし、実際に13歳になった今、もはや積極的に利用しようとは思わないと述べている。彼女は、同世代の友達も似たような状況であることから、フェイスブックが10代に人気のない理由を分析した。

【流行っていない】
 同世代がフェイスブックヘの関心を失いつつある理由の一つは、他のSNSがあることだ。10歳の時に、登録に年齢制限がないインスタグラム(写真を軸としたSNS)が登場し、友達は皆インスタグラムをやるようになったという。流行のものを追う10代にとって、周囲の友達が参加していないソーシャルメディアを利用する必要性がないと述べている。

【監視されている気分?】
 両親や両親の友達も登録しているフェイスブックでは、誤解を招きかねない、うかつな画像を投稿できないことにもふれられている。例えば、飲酒が疑われるようなパーティーでの画像を、友だちの投稿を通じて親が見て、誤解されるなど、トラブルが生じる可能性がある。

 「プライベート」が公になってしまう可能性が、若者をフェイスブックから遠ざけている一因となっているのでは、と分析している。

 また、フェイスブックでは、コメントやメッセージで意地悪な事を言われるなど、「いじめ」が起こりうる事も指摘している。
 
 さらに、ルビーさんは、「憧れ」のフェイスブックが、フィードに広告が表示されるなど、複雑になってしまった点も残念だと述べている。

【衰退しないフェイスブック】
 なお「マッシャブル」編集者による別の記事でも、フェイスブックの10代のユーザー数が頭打ちになっていると指摘されている。ここうした状況を改善できなければ、「ヤフー」のように、新しいユーザーを獲得できず、高齢化したユーザー層が支えるだけのサービスになってしまうという懸念が示されている。

Text by NewSphere 編集部