終結はいつか?深刻度を増すシリア情勢

 内戦が続くシリアの首都ダマスカスで21日、自爆攻撃などにより、少なくとも53人が死亡、230人以上が負傷した。国営テレビは「テロリストによる攻撃」と反体制派を批判した。シリア国民連合側は、「アサド政権に責任があるとみなす」と発言し、政権の在り方に疑問を投げかけている。

【深刻化するシリア情勢】
 2011年3月から続く反政府デモはますますエスカレートし、シリアでの死者数が7万人に達したとフィナンシャル・タイムズ紙は報じた。この深刻な事態の収拾に向けて国、世界が取り組む必要があると主張する。また75万人以上が安全を求めて隣諸国へ避難していることを報じ、国が壊滅的な状況であることを懸念している。

【海外の反応】
 ニューヨーク・タイムズ紙は各界からのコメントを紹介。国連の報道官マーティン・ネシルキー氏はテロリストに対して「暴力を停止し、政治的、人道的に行動するように」と厳しく非難し、事態の早期解決を訴える。オクラホマ大学中東研究センター理事長のジョシュア・ランディス氏は「テロリストの弾圧と国民の安全を守るバランスを保つのは困難。内戦がすぐに終わるとは思えない」とコメント。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙はアサド政権を非難。これほどの多くの死傷者を出しているのにはアサド政権に責任があると報じ、平和的解決に向けた政権の退陣をするよう各方面から提案がされているものの、それを受け入れないアサド政権に問題があると主張する。これ以上の罪のない国民の犠牲を止めるためにも国連や近隣諸国の今後の対応が注目されると報じた。

Text by NewSphere編集部