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 イランの最高指導者ハメネイ師は7日、バイデン米副大統領が核開発や制裁措置に関する2国間対話を提案したことに対して、断固拒否する姿勢を明らかにした。ハメネイ師は、米国が先日イランに対する制裁措置を拡大したことを取り上げ、「銃を突きつけて対話を迫る時点で、前向きな話し合いなどにはなり得るはずがない」と訴えている。
 海外各紙は、ハメネイ師の明確な拒否の一方で交渉を欲する声もあるイランの苦しい状況や、持久戦となりそうな両国の関係性について報じている。

【国内の動揺にも揺るがない指導者の姿勢】
 ハメネイ師は「私は外交官ではなく革命家であり、率直な発言をする」とした上で、米国からの提案は“国際社会の批判をイランに集中させるための罠”であり、実際にはなんのメリットもないと明言していると各紙は報じている。

 対してイラン政府のアフマディーネジャード大統領やサーレヒー外務大臣などは米国との交渉に前向きだと、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。米国からの核開発中止要請はあるものの、イランとしても経済を行き詰まらせている制裁の緩和や、シリアでの影響力の確保、米国とイスラエルによる軍事介入に対する交渉を展開したい思惑はあるという。

 しかしハメネイ師は、このような声は「考えが浅い」として「そのような人間は国として成敗する」と強気の発言をしているという。

 また、ニューヨーク・タイムズ紙は、サーレヒー大臣などと異なりハメネイ師の権限は大きく、大統領さえもそれに従わなければならないと指摘した。実際、米国側もハメネイ師の同意を対話の条件として挙げている。

【持久戦に勝つのはどちら】
 ハメネイ師によるアメリカへの強固な姿勢は、今月26日にカザフスタンで行われる予定の6ヶ国核協議(安保理常任理事国+ドイツ)へも影響を及ぼす可能性がある、とフィナンシャル・タイムズ紙は報じた。アナリストらは既に、この協議での成果には期待できないと予測しているようだ。ニューヨーク・タイムズ紙も、米国としては、イランを巡るロシアや中国との関係性が違いすぎるため、多国間での協議にはさほど利益はないだろうと分析している。そのため直接対話の糸口を探る動きがあったのではと予測した。

 フィナンシャル・タイムズ紙は、“米国が中東における政策に失敗したため、イランを交渉に引きずり込みたいだけ”だとするハメネイ氏の見解を取り上げている。

 またニューヨーク・タイムズ紙は、米国のイラン専門家による「西洋諸国がイランの要求に見合う条件を提示しない限り、彼らは状況が変わる機会を待ち続けるだろう」という分析を取り上げている。行き詰まった現状による損失は大きいが、交渉に失敗した際の代償も同様に大きいとして、失敗しか見えない交渉であれば、イランとしては条件改善を迫ったほうがましだと考えているはずだとした。

(Newsphere編集部)

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