アフガン米軍司令官を調査-相次ぐ不祥事によりオバマ政権へ打撃か-
海外各紙は、相次いだ軍事関係者の不倫騒動をゴシップ的に報道する一方で、再選直後のオバマ政権が受ける影響についても着目している。
各紙とも、不倫調査の対象となっているメールでは、親しい者どうしのくだけた雰囲気はあるものの、不倫を確定付けるほどではなかったと報じている。また、膨大な資料をFBIが検証した後に、国防総省に捜査主管が移されたことからも、アレン司令官が違法な行為を犯していないことがうかがえるとみている。しかし軍法上、不倫は犯罪となっている上に、その関係によって機密情報が漏れることが懸念されているため、慎重な捜査が行われているようだと報じられた。
一方で、フィナンシャル・タイムズ紙は、アフガン撤退戦略が過渡期を迎えようとしている時期に立て続けに不祥事が起きた点にも注目している。アレン司令官はアフガニスタンに残る6万8千人の兵士の撤退準備を進めているところであり、戦略策定への影響が懸念されている。
なお、「オバマ大統領はアレン司令官を極めて高く評価し、信頼している」とコメントしていることを報道されており、同氏を欧州連合軍最高司令官に指名する人事は凍結されているものの、現時点では更迭の可能性はないとされている。