2016年訪日外国人の15%はAirbnbを利用 — ホストの標準的な収入は年間100万円を超える

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 宿泊施設のマッチングプラットフォーム大手のAirbnb(エアビーアンドビー)が、「日本における短期賃貸に関する活動レポート」を発表した。本レポートは、Airbnb内部のデータと2017年1月に実施したホスト/ゲスト調査の結果を基に作成されている。

 日本における主な調査結果は以下の通りだ。
・2016年、Airbnbコミュニティが経済活動により創出した利益は4,061億円であり、その経済効果は9,200億円に及ぶと推計
・2016年、日本の標準的なAirbnbホストのホスティングによる年間収入額は100万4,830円
・2016年、一般的なAirbnbホストの年間貸し出し回数は89泊
・2016年、370万人以上のインバウンドゲストがAirbnbで宿泊

 Airbnb Japan公共政策担当部長の山本美香氏曰く、「2016年のAirbnbコミュニティによる経済活動は、4,061億円にのぼり、2015年の2,363億円と比較して1.7倍」であるという。また、370万人を超す訪日外国人がAirbnbで宿泊したといい、2016年の訪日外国人2,400万人のうち、約15%がAirbnbを利用したことになる。

 2016年Airbnbを利用した訪日ゲストの上位5ヶ国・地域も同時に発表されており、1位韓国、2位中国、3位アメリカ、4位香港、5位台湾という結果であった。日本政府観光局が発表する2016年の訪日外国人数を見ると、1位中国、2位韓国、3位台湾、4位香港、5位アメリカという順で顔ぶれは変わらないが、順位の違いに着目すると、韓国やアメリカはAirbnbを利用する割合が高く、中国や台湾は通常の宿泊施設を利用する割合が相対的に高いと推測される。

 訪日外国人の15%が利用するまでにAirbnbが浸透し、標準的なホストは年間100万円以上の収入を得ている。日本への経済効果は1兆円に近い額まで増加している現状を鑑みると、もはやAirbnbは日本の宿泊マーケットの一角を担うまでに成長しているということだろう。

photo via flickr/ Wicker Paradise, CC BY 2.0

Text by 酒田 宗一