福岡は「日本のリバプール」! 海外で高評価の理由
福岡の魅力に、海外紙が注目している。
【海外紙が伝える福岡の魅力】
英ガーディアン紙は、「福岡は日本のリバプール」と紹介。その理由は、貿易港を有し、九州そして日本におけるアジアの玄関口である国際都市としての役割、「めんたいロック」と称される、多くの歌手を輩出した音楽の街という側面からだという。
例えば、親不孝通りは、ビートルズが演奏を重ねたキャバーン・クラブがあるマシュー・ストリートのようだ。実際、点在するライブハウスやナイトクラブでは、若者たちが次の「椎名林檎」や「浜崎あゆみ」になることを目指していると紹介している。
さらに、豊かな食文化とショッピング、足を延ばせば太宰府や黒川温泉など伝統的なものもあり、多様な魅力を兼ね備えていると伝える。
福岡に注目するのは同紙だけではない。米ニューヨーク・タイムズ紙も、福岡には、洒落たショップ、気楽に飲めるバー、幅広い価格帯でそろうおいしい店、近くのビーチ・・・と、訪れるべき多くの理由があると紹介する。
それらのスポットに加えて、落ち着いた空気、フレンドリーな人々、人口140万人というリラックスできる街のサイズこそ、目に見えない福岡の資産だという。混雑した地下鉄を乗り継がなければいけない東京や、拝観時間が足りない京都の観光に比べて、福岡では「本当のバカンスを感じられる」と伝えている。
【読者の印象は?】
こうした記事に対する、読者の反応も様々だ。
「良さそう、行ってみたい! 」
「東京と京都(そして広島)を繋ぐ外国人の観光ルートから外れているから、福岡は過小評価されている感じがある」
「福岡がリバプールか分からないけど、福岡の街はリバプールよりも清潔。地震も本州に比べて少ないし。ただ中国が近いから大気汚染は流れてくる」
「福岡をリバプールと言うならサッカーチーム、アビスパ福岡も忘れないでほしい」
といった好意的な声が寄せられている。
一方、
「リバプールは住人のコメディ的な面からして大阪だろ」
「リバプールは長崎、神戸もしくは横浜で、福岡は(リバプール近郊の)バーケンヘッドかカービー」
「長崎こそバーケンヘッド」
と、「福岡はリバプール」という紹介に対する、(おそらく日本通の読者による)議論も行われていた。