【番外編】「WiiU」発売!海外の評価は?

【番外編】「WiiU」発売!海外の評価は? アメリカで、1週間で40万台も売れた任天堂の新ゲーム機「Wii U」。大ヒットした「Wii」の次世代機で、タッチパネルを搭載したタブレット型コントローラーが付属しているのが特徴だ。「Wii U」の価格は、8GBの基本モデルが299.99ドル(日本では2万6250円)。容量32GBのモデルは349.99ドル(同3万1500円)となっている。
 前モデルの「Wii」は、立ちながら遊べるという新しいゲーム感覚で大ヒットを記録した。「Wii U」にも斬新さが期待されているが、果たしてその実情は・・・?

【好評価】
 「Wii U」の利点として、前モデル「Wii」のコントローラーに対応している点、インターネット接続機能、特に世界中のプレーヤーとMii(アバター)を通じてつながる「Miiverse」機能を搭載している点などが挙げられた。また、ネットフリックス(アメリカ大手オンラインDVDレンタル会社)も利用できることも評価されている。

【厳しい評価】
 「Wii U」の最大の特徴は、ゲームパッド上にタッチパネルスクリーンがついていることだ。しかし、テクノロジー系ニュースサイト「The VERGE」では、スマートフォンやタブレットの高画質画面に慣れている人にとっては「物足りない」という声が多いようだ。過去の新機種に比べ新鮮さにかけ、冷ややかな評価を残している人たちも多いと、厳しい評価を報じている。
 ゲーマーによるレビューサイト「IGN」も厳しい評価を下している。本体のボックスの幅が広くて場所をとること、コントローラーのゲームパッドも大きく片手で楽しめないことを指摘。そして何より、コントローラーのバッテリーが3時間ほどしかもたないことを酷評した。

【メディアの分析】
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、スマートフォン・タブレットの普及や世界的な不景気の影響で伸び悩んでいるゲーム業界活性化への期待がかかっていると報じた。販売戦略はオーソドックスなもので、本体自体の価格は抑えた上で、ソフト販売による売り上げに期待する形だという。現在はまだ、スーパーマリオシリーズなど30種類に限られている。専門家は、「ニンテンドー3DS」、「Wii」など歴代ゲームの道を切り開いてきた同社が、「正しい方向に向かっていると」評価している同紙は報じている。

Text by NewSphere 編集部