オバマ陣営の動向は?
The Wall Street Journalの報道姿勢―オバマ大統領に支持者から圧力―
先日の直接討論会の後、オバマ大統領の討論スタイルが支持者から批判されていると報じた。オバマ氏自身もパフォーマンスの弱さを認めている様子であり、討論会後にロムニー氏に支持率を逆転された調査もあると指摘している。支持者の多くは、次回討論会ではもっと攻撃的な発言をするべきだと主張している。ただしクリントン元大統領は、次回討論会はタウンホールスタイル(対話集会方式)で国民からの質疑応答が重要になるため、攻撃的な答え方は極めて悪い印象を与えてしまうと懸念している。大統領は最後の追い込みとして、エンターテイナー有名歌手を率いた集会を開くなど、積極的な策に出ていると報じた。
International Herald Tribuneの報道姿勢―「ビッグバード」使ったロムニー批判CM―
オバマ陣営が、人気番組「セサミストリート」のキャラクター「ビッグバード」を使ったロムニー批判CMを展開したことを取り上げた。討論会で、ロムニー氏が公共放送PBS(セサミストリートを制作)への補助金をカットすると発言した後、「ビッグバードは好きだがね」とジョークを言ったためだ。CMではビックバードが出演し、ロムニー氏を批判する内容だと紹介した。ロムニー氏は、重要な問題がある中で、オバマ大統領はビッグバードの職ばかり考えていると批判した。セサミストリート側も、キャラクターは政治活動に参加していないし、使用も許可していないと非難していると指摘した。なお、オバマ陣営は特にコメントしていない。