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日本の自殺率、世界平均の約1.6倍 治療、報道などで必要な予防策とは

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日本の自殺率、世界平均の約1.6倍 治療、報道などで必要な予防策とは

 世界保健機関(WHO)は4 日、世界で2012年に推定80万4000人が自殺したとの報告書を発表した。約40秒に1人が自殺した計算となる。

【先進国における男性の自殺率は女性の3倍】
 報告書によると、10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は11.4人である。自殺率が最も高い国はガイアナ(44.2)で、北朝鮮(38.5)、韓国(28.9)と続く。日本は18.5で、世界平均の約1.6倍だった。

 男性の自殺率は女性よりも高く、特に先進国ではその差は3倍である、と『The Conversation』は指摘している。男性は女性よりも衝動的に行動しやすく、致命的な方法を取りがちであるため、自殺に成功する確率が高いと報じられている。

 また、70歳以上の高齢者の自殺率の高さが目立つほか、15歳から29歳の若者の間では、自殺が2番目に多い死因となっている。

【日本の自殺者の70%は男性】
 日本の自殺率の高さは海外でもよく知られている。ガーディアン紙は、自殺は、切腹等の儀式を重んじる武士の信念に根差し、償いの究極の表現と見なす人もいると報じている。同紙は、先月、理化学研究所CDBの笹井芳樹副センター長が、STAP論文を巡るスキャンダルから自殺したことにふれている。

 日本の自殺者の70%が男性であり、20歳から44歳の男性の死亡原因の第1位である。世界的な金融不況と失業が日本男性の自殺率に大きな影響を及ぼした、と『The Conversation』は報道している。解決不能な問題に対する答えとして自殺が広く許容されており、男性中心社会での生活の圧力が、男性の自殺率の高さの原因、とガーディアン紙は指摘する。

 高齢者の間でも、自殺者が急速に増加している。高齢者は孤独感、鬱、深刻な病気の犠牲になりやすく、高齢者の自殺は、日本の超高齢化社会の現象の一つとなっている、と同紙は伝えている。

 日本政府は、高い自殺率を10年間で最低20%削減することを目標に掲げている。2009年以降、自殺数は減少を見せ、2012年には3万人以下の2万7776人となり、2013年の自殺数は27,283人である。

【2020年までに自殺率10%削減へ】
 WHOは2013年の総会で採択した精神疾患に関する行動計画で、各国の自殺率を2020年までに10%削減する目標を掲げている。

 WHOは、自殺の原因となる精神疾患などの早期治療や、自殺未遂の経験がある人のフォローアップなどの対策を通して自殺は予防できると強調している。報道機関が適切に自殺を報道する事や、アルコールの乱用対策、自殺方法へのアクセス阻止なども、自殺予防策として挙げられている、と『Conversation』は指摘している。

 なお日本では、友人や同僚等の自殺的傾向に気付くよう訓練された「命の門番」(ゲートキーパー制度)等、地方自治体や私的組織が、政府の自殺予防政策の隙間を埋める活動をしていることも報じられている。

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(Newsphere編集部)

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