香川、マンU残留へ 英紙報道 “必ずチームに貢献してくれる”と期待するメディアも

 今夏の移籍が噂されていたマンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司が残留決定、と8月11日付の英デイリー・メール紙が報道している。

 ルイス・ファン・ハール監督から戦力外通告を受けたのは、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス、ベルギー代表MFマルアヌ・フェライニ、ポルトガル代表MFナニ、イングランド人のMFウィルフリード・ザハとFWウィル・キーン、ブラジル人のMFアンデルソンとDFラファエウら7選手である。

 香川の残留報道は驚きをもって報じられた。

【古巣ドルトムントか、それともアトレティコ・マドリード?】
 香川は、ドイツのボルシア・ドルトムントから、レッドデビルを革新する期待の星としてやってきた。しかし、怪我とファン・マタの加入のため、マンUから800万ポンドから1000万ポンドで放出されるのでは、と8月10日付のデイリー・メール紙は予想していた。古巣ドルトムントのコーチであるユルゲン・クロップは香川を気に入っているし、スペインのアトレティコ・マドリードも興味を示していた。

【素晴らしいゴールアシスト】
 プレシーズン中、香川は鋭い動きを見せており、ファン・ハール監督の信頼を勝ち得たのかもしれない。

 8月2日に行われたプレシーズンマッチ「インターナショナル・チャンピオンズカップ」準決勝対レアル・マドリード戦では、途中出場の香川が素晴らしいゴールアシストを決めた。香川は80分、ペナルティーエリア手前の右サイドでボールを持つと、左前方へ絶妙なクロスボールを供給。GKと最終ラインの間のスペースに飛んだボールを、ハビエル・エルナンデスが頭で合わせ、マンUは3点目を記録した。決勝戦に進んだマンUはリヴァプールを破り、プレシーズン優勝を遂げた。

 8月11日、イギリスのメディア『Bleacher Report』は、香川が背番号10を目指すチャンスが出てきた、と評価している。その座をかけて、香川はマタと争わなければならないが、オールド・トラフォードに必ず貢献してくれる、とも述べた。

【香川は6番か8番】
 一方、同じ8月11日付のガーディアン紙によると、香川はファン・ハール監督の信頼をそれほどまでには勝ち得てない。

 背番号10のファン・マタ、ストライカーのロビン・ファン・ペルシ、ウェイン・ルーニーはファン・ハール監督の提唱する3-4-1-2(または5-2-1-2)システムにおける最強選手だ。香川はマタの強力な競争相手かもしれないが、監督は香川に関してはまだ確信が持てていない。香川を6番か8番で使ってみたいと述べている、と同紙は報道している。

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Text by NewSphere 編集部