胸の谷間を目指すフィギュアペンダント「タニマダイバー」、海外からは辛口評価も
上空から一直線に飛び込み、あるいはロープを握ってそろそろと伝い降りる姿のフィギュアの付いたペンダントが話題となっている。その名も「タニマダイバー」、目指すのは胸の「谷間」だ。
【バカバカしさがコンセプト】
「タニマダイバー」シリーズは、日本のデザイナー、福澤貴之氏の作品だ。アート・デザイン情報サイト『Bored Panda』は、「着用者の胸にまっすぐ、熱意を持って飛び込む小さなフィギュアの付いたペンダント」と表現している。「バカげているとか無礼だとかいう人もいるだろうが、まさにその点」だという評価だ。
福澤氏が代表を務めるデザイン会社『ekoD Works(エコードワークス)』の目標は「また阿呆なものを作りましたね、と言ってもらえるものを作り続ける」ことだ。また福沢氏自身は「人々の日常を明るくする面白い遊び心のあるデザインを創り出すこと」を人生の目標としている、と『Bored Panda』は伝え、この「バカげた」デザインはそれに成功していると述べている。
【デイリー・メール紙は少々辛口】
イギリスの保守系新聞、デイリー・メール紙も、ウェブサイトで「タニマダイバー」を取り上げているが、こちらは「挑発的な」「厚かましい」ペンダント、という表現になっている。また、デザインやコンセプトなどの情報に加え、クラウドファンディングでプロトタイプ作成のための資金を募集中であり、今月末までに40万円を集めることが目標だと伝えている。なおこの目標は7月29日段階で達成されている。
同紙は、福澤氏が去年発表した「妄想マッピング」シリーズも紹介している。ブラジャーを着けた女性の胸がリアルに印刷されたTシャツで、「めくれて見えた風」のデザインだ。「人々がこっそり思い描いている妄想世界を実現する」ことがコンセプトの作品で、同紙は「外で着ればクスクス笑いや好色な視線を惹きつけること確実」と評価する。
【各メディアの読者の反応は】
両メディアのコメント欄には読者の感想が集まっている。以下のようなものだ。
デイリー・メール紙の読者の反応は賛否両論ある。
・ちょっと面白いけど、かなり悪趣味。
↑ちょっとデイリー・メールっぽい。
・お腹のボタンからぶら下げるものは作らないのかな?(ウィンク)
・ジョークでこれ(妄想マッピングTシャツ)を着てる男子会が目に浮かぶ…
・自分で着けようとは思わないけど、偉大なジョークギフトね。侮辱的と感じる人は間違いなくいるだろうけど。
・少なくとも、これには創造力と相違点が見られる。個性的な人を教えてくれる。
・可愛いけど、海辺の土産物屋で買えるようなもの。
『Bored Panda』はアート情報サイトだけあって、読者の反応もより好意的なようだ。
・この宇宙飛行士はミルキー・ウェイ(天の川)を探検したいんだな。
・もっと小さかったらよかったな。そうしたら、それが何であるかを見るのにとても顔を近づけなきゃならないから。
・もしボーイフレンドがいたら着けてもらう。その方がもっと面白いし。
・着けるわ…もしまだ20代だったらね。