イギリス伝説のバンド「ブラー」ベーシストの日本旅行記が話題“うまい棒はスナック菓子界のゴジラ”
90年代伝説のイギリスのバンド「ブラー」。多くのファンを世界中に抱える彼らの待望のワールドツアーが、1月14日に東京武道館で行われた最終公演で幕を閉じた。興奮冷めやらぬ中、ブラーのベーシスト、アレックス・ジェームスはイギリスにもどり次第すぐに、10年ぶりに堪能した日本旅行記を英サン紙に寄稿。というのも、現在本国イギリスで、彼は人気コラムニストとしても活躍中で、イギリスの大手新聞や雑誌などにひっぱりだこなのである。
【日本のスナック菓子をスーツケースいっぱい購入】
イギリス人はとにかくスナック菓子好き。電車の中、バスの中、道を歩いていてもポテトチップスのようなスナック菓子を食べている人を見ない日はないほどなのだが、アレックスもその1人のよう。日本で、大型ショッピングモールに行った彼は、普通外国人が飛びつく電化製品コーナーではなく、日本のスナック菓子コーナーで大興奮。
そして彼が最も注目したスナック菓子が『うまい棒』。というのも、スナック菓子でうまい棒ほど1つのサイズが大きいものはイギリスには存在しないから。アレックスはうまい棒を「スナック菓子界のゴジラ」と紹介し、さらに、スーツケースいっぱいに購入してしまったことを告白している。数あるうまい棒の味の中で、アレックスがどの味を気に入ったのか気になるところだ。
【日本の美味を堪能?】
高級日本食料理屋に行ったアレックスは初めての『ふぐ』に挑戦した様子。しかし、ふぐは毒を持っているという予備知識を持っていた彼は不安になり、料理屋に連れて行ってくれた友人に「これって、きちんと調理されていないと死ぬ可能性がある魚だよね?」と質問するも、「大丈夫、問題ないよ。……最近はね」と一呼吸置いて返されたことに対し、全く持って笑えなかったと吐露している。
ふぐを食べた感想としては「魚というより、肉みたいだった。噛みごたえがあるというか……」と述べており、あまり好きではなかったようだ。
また、牛タン専門店にも行ったアレックス。「正直に言うと、自分の舌を噛んでいるのか、牛タンを食べているのか分からなかった」と感想を述べ、「こんな胸くその悪いものは人生で食べたことがない」と締めくくっている。
そんなアレックスのお気に入りの日本食はつけ麺と卵焼き。彼は意外と日本食通なのかもしれない。
【お土産はスナック菓子だけではなかった】
日本の素晴らしい点として、レストランで熱いおしぼりを出してもらえることや、ホテルには無料で歯ブラシが準備されていること、トイレに便座ヒーターが完備されていることなど紹介したアレックス。
サン紙の日本旅行記では語られていなかったのだが、実は今回の来日の最大のお土産として、日本で最新の温水洗浄便座を購入しイギリスへ抱えて持ち帰っていたことを英テレグラフ紙の自身のコラムで告白。10年前に来日した際からずっと欲しいと思っていたと語るアレックスは、ついに手に入れた喜びとともに、日本の温水洗浄便座の素晴らしさを書き綴っていた。