香川は“終わり”? マタのマンU移籍で、英メディアの論調厳しく

 サッカーのイングランド・プレミアリーグで、チェルシーのスタープレーヤーであるファン・マタ選手(スペイン代表MF)が、マンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)へ移籍するとイギリス各メディアが伝えている。

 移籍金はクラブ史上最高額の3600万ポンド(約62億円)とも報じられている。マンUと言えば、香川真司選手(日本代表MF)が所属するチーム。同じポジションで活躍するマタの加入で、香川のチームでの立ち位置に暗雲が立ち込めている。

【監督の期待に応えられない香川の苦悩】
 昨夏、マンUの監督がモイーズ氏に変わったあたりから香川の出場機会が激減。香川のプレースタイルが、監督の好みと合わないためと報じられている。監督との相性とは常に重要で、マタも同じ問題をチェルシーで抱えており、今回の移籍に踏み切ったとイギリス各紙が伝えている。

 今月初旬には、英スポーツニュースサイト「ブリーチャーリポート」が、『香川はマンUに加入せず、ドイツ・ドルトムントに残るべきだったんじゃないか?』という記事を掲載し、香川がどれだけドルトムントで活躍したのかを報じていた。

【香川の生き残る術はなし】
 マタの移籍がほぼ確定した22日、英スポーツメディアは香川の今後の立ち位置について報道したが、ネガティブなものが目立つ。

 サッカー専門ウェブサイト「フットボール365ドットコム」では、今回の移籍問題について、マンUファンからのコメントを募集。その中には、「僕たちは今香川をチームに抱えているけど、彼は今シーズン僕たちのチームのために全く光り輝けていない」と厳しいコメントもあった。

 さらには、英ニュースサイト「ギブミースポーツ」が、「香川はプレミアリーグで戦うには不十分で、マタが加入すれば香川は完全に終わりだ」と報じた。

 マタのマンUでの動き次第で、香川は今後の活躍の場を考えなければならないかもしれない。

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Text by NewSphere 編集部