日本の「カタツムリ・エステ」に、仏メディアが注目
エステ大国フランスで、ある日本の美容法が話題となっています。それは、生きたカタツムリを顔に乗せるというもの。東京・ 恵比寿の「シーズ・ラボ」で受けられる「セレブエスカルゴコース」(60分/24,150円)という特別コースです。見た目にも衝撃的なこのコースには、さまざまな美容法を取り入れているフランス人でさえ、度肝を抜かれたようです。
カタツムリを顔に這わせることで、その粘液が顔に浸透し、保湿効果、古い角質を取る効果、日焼けなどで炎症が起こった肌を鎮静化する効果が望めるそうです。最も過ごしやすい室温20℃に保たれたカゴで飼われ、えさは無農薬の野菜を茹でたもののみを食べているという、セレブカタツムリが使われます。
フランスでは、化粧品はどちらかというと皮膚を保護し、回復させる医療のような捉え方をされることも多く、カタツムリの成分を使った化粧品なども開発されてきました。しかし、生きたカタツムリを顔に乗せることで美しくなるという発想はなかったようです。
また、フランス人はカタツムリをよく蒸し焼きにして食べます。 そのため、普段は食材としているカタツムリを顔に乗せるのに、抵抗がある人もいるようです。
【ネット上の反応】
このニュースを伝える記事には、次のようなコメントが寄せられています。
・好意的な意見
「わぉ、勇気がある! 」
「確かに、100%自然な美容法ね。効果があれば、ボトックスに比べてリスクも少ないし」
・疑問・否定的な意見
「果たして、効果があるの? クリームの方が良いんじゃないの?」
「角質を食べるドクターフィッシュでさえ気持ち悪いのにエスカルゴだなんて!」
「185€(約2.4万円)も払って、カタツムリを顔に乗せるなんてね!」
【今後について】
カタツムリの粘液をつかった美容クリームや美容商品については、フランスでも関心が集まっているようです。日本や韓国でのブームをきっかけに、ヨーロッパにもその波が押し寄せるのかもしれません。「カタツムリエステ」が普及することは難しいかもしれませんが・・・。