友情とは人間同士の繋がりだけではないようです。

このたび、自然界の魚と友情を築いた男性が注目を集めています。

彼の名前は、レックス・コルブラさん（40）。

ダイビングが趣味だという彼は、2021年の夏、ある湖に潜りました。

すると、たくさんの魚たちが興味津々で近付いてくる中、他の魚たちよりも一段と近寄って来た1匹の魚が。

レックスさんが触っても逃げようとせず、移動しても一緒について来たそうです。

そして2週間後、レックスさんは再び同じ湖に潜りました。

すると驚くことに、当時と同じ魚がぴたりと寄り添ってきたのです。

彼はその魚を『エルヴィス』と名付け、TikTokのアカウントも作成しました。

それからというもの毎年夏になると、エルヴィスへ会いにその湖を訪れるレックスさん。

今では広い湖の中でも、喉をグルグルと鳴らすと、どこからかエルヴィスがやってくるそうです。

エルヴィスもまた、レックスさんが他の魚に興味を示しているとヤキモチを妬くといい、威かくして追い払うんだとか。

そんな相思相愛のふたりですが、なんと昨年の夏にエルヴィスが行方不明となる事件が起こりました。

レックスさんは、エルヴィスが死んでしまったかのかと不安になりましたが、数ヶ月後、無事エルヴィスを見付けられたことをTikTokに報告しています。

『New York Post』などによると、レックスさんは「釣られてしまっていたら、悲しんだだろう。彼は僕の友達だから」と明かしています。

なお彼は「エルヴィスを守るために、それがどこの湖かは明らかにしない」と話しています。