気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も

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3. マンゴー
 マンゴーはウルシ科の植物なので、アレルギー反応を起こす人もいる。マンゴーの皮、樹皮、葉にツタウルシの毒素であるウルシオールが含まれており、ツタウルシにアレルギーを持っている場合はかぶれ、水膨れのような痛みを伴う発疹を引き起こしてしまう。また、強いアレルギーを持っている場合は、マンゴーを食べることで呼吸困難などが引き起こされる可能性もある。ただし、マンゴーの実自体にアレルギー反応を起こす人は非常に稀である。

 マンゴーを食べたときに口のまわりが痛いと感じた場合は、すぐにきれいに水で洗い流すことをお勧めする。ウルシオールのアレルギーは日を追ってひどくなる場合もあるので、数日は患部を観察し、ひどくなってきたら病院へ。

 当然ながら、リンゴのようにマンゴーを丸かじりするのは避けたい。

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4. トマト
 ジャガイモの芽と緑の皮に含まれている天然毒素に似たものがトマトにも含まれている。

 トマトの毒性であるグリコアルカロイドはトマチンと呼ばれており、トマトの緑色の箇所、葉や茎、そしてまだ青い未熟果に含まれている。真っ赤に熟した完熟果実にはほとんど含まれない。また、トマチンが最も多く含むものはトマトの花なので、家庭菜園などで育てている場合は、好奇心から花を食べてしまわないように注意。

 ただしジャガイモと同じで、相当数食べなければ死に至るようなことはないので、あまり神経質になってトマトの完熟度をチェックする必要はないだろう。

 青いトマトを食べた場合でも、トマチンは体外に排出され蓄積されることはないので少量なら数日にわたって食しても問題はない。

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Text by 西尾裕美