「想像はるかに超えてた」海外記者が新幹線で大興奮 驚きのポイントとは?

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◆イギリスでは嘆きの声「かつては鉄道技術でリードしていたのに」
 HS2計画を大幅縮小したイギリスからは、マーク・ハーパー運輸相が日本の新幹線を視察に訪れ、実際に乗車している。日本時間7月1日にX(ツイッター)で、「私は日本で、高速鉄道が地域社会を結びつけ、経済を成長させるという恩恵をもたらすことを目の当たりにしました」と述べ、イギリスでもHS2の建設に全力を尽くしているとアピールした。

 だが、ロンドン・マンチェスター間にとどまるHS2計画に、イギリスの世論は冷たいようだ。あるユーザーは「この中途半端なプロジェクトは恥ずべきものになるでしょう。日本の高速鉄道網は東京止まりではないですよね?」と反論した。

 テレグラフ紙のコメント欄には、イギリス鉄道網への嘆きが溢れる。

「HS2がどれほど長く高価なものであったか、信じることができない。しかも、まだ半分しか完成していないんだ!」

「かつてイギリスは鉄道技術で世界をリードしていたが、今や我々の鉄道サービスとネットワークは途上国のようだ」

HS2向け高速鉄道車両のイメージ|Hitachi Rail

 日本とは事情が異なるとする援護の声も聞かれる。

「日本はずっと広い国だ。予算も多い。私たちは電車で遠くまで行く必要もない。でも、今よりもっと良くなるはずだ」

 豊かな文化と歴史を誇るイギリスだが、高速鉄道に関しては日本をうらやむ声が絶えないようだ。

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Text by 青葉やまと