Shane McCorristine
ニューカッスル大学の文化史のリーダー(Reader)を務める。学際的な歴史家で、近代経験の「夜の側面」と呼んでいる領域――すなわち死、夢、幽霊、幻覚、「理性を超えるもの」に対する社会的態度――に関心を持つ。研究では、こうした人生の側面が周縁的どころか、人々(とりわけ西洋社会の人々)が自分たちを近代的だと感じるうえで中心的な役割を果たしたと主張する。これらの主題を検討するにあたって、文化史、人文地理学、環境人文学、医療人文学の多様なアプローチや文献に依拠している。アイルランドのダブリンで生まれ、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで教育を受け、2008年に歴史学の博士号を取得。レスター大学ではマリー・キュリー・フェローとウェルカム・トラストの博士研究員を務め、「犯罪者の遺体の力を活用する(Harnessing the Power of the Criminal Corpse)」プロジェクトに従事。オンライン展覧会も公開している。以前には、メヌース大学、レイチェル・カーソン・センター(ミュンヘン)、ロンドン大学英語研究所で研究フェローを務めた。ケンブリッジ大学のスコット極地研究所では5年間リサーチ・アソシエイトとして在籍。 【職歴】レスター大学地理学講師 (現在) 【学歴】ダブリン大学カレッジ、歴史学博士(2008年)