「長年待った価値ある」復活のトヨタ・スープラ、海外の反応は?

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 トヨタ自動車のスポーツカー「スープラ」の新型車が5月17日、世界に先駆け日本市場で販売開始となった。同シリーズの先代モデルは環境への配慮などを理由に販売終了しており、復活は17年ぶりとなる。

◆よみがえる直列6気筒
 今回市場に投入された新型車は、フロントエンジン・リアドライブの2ドアクーペ。歴代のスープラが採用してきた直列6気筒エンジンもよみがえる。最上位グレードのRZに、3.0Lの直6気筒エンジンを搭載する。中位グレードSZ-Rおよび下位のSZは、直列4気筒での駆動となる。カスタマイズ前のメーカー希望小売価格は490万円から690万円までの設定だ。最上位のRZは予約殺到のため受注を一時停止していたが、17日から受注が再開されている。

 今回のモデルは、トヨタが2013年に提携した独BMWと共同で開発したものだ。企画とデザインをおもにトヨタが担当し、BMW側は設計を行うという役割分担になっている。デザインは子会社の米法人キャルティ・デザイン・リサーチが素案を手がけ、日本で細部を洗練させた。トヨタ入魂の新型車は、オーストラリアに所在するマグナ・シュタイヤーの工場で生産され、船便で日本のオーナーの元に届けられる。

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Text by 青葉やまと