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		<title>いじめ現場をTVで全国放送、国民みんなで考える？ オランダの驚きのいじめ撲滅策</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Nov 2015 01:45:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p>　ユニセフの｢先進国に於ける子供の幸福度調査｣で、世界一のタイトルを2回(2007年及び2013年)獲得したことがあるオランダ。しかしその影には、しあわせではない子どもたちも沢山いることを忘れてはならない。確かに、衣食住を欠く子どもはいないだろう。しかし、たとえ物質的満足度が高くとも、それは決して幸福の尺度にはならない。たとえば、いじめを苦にし自殺する青少年数の増加は、日本のそれとあまり変わらない。</p>
<p><strong>◆｢ペスト｣</strong><br />
　いじめはオランダ語でPesten（ペステン）という。これは伝染性疫病であるペストに起因するとされ、それが転じて｢蔓延する｣、｢他人から嫌がられる｣、｢隔絶されるべきもの｣などの意味合いを併せ持つ。</p>
<p>　いじめの特徴は、子どもの年齢により差がある。たとえば８,9歳くらいの子どもたちによるいじめは、クラスメート全員が一丸となって、対象となった子どもをやり玉にあげ、妙な仇名で呼んだり、完全無視したりするものだ。この完全無視は子どもたちに、多大なる心理的ダメージを与えるとされている。なぜ｢完全無視｣が、いじめの最たるものなのだろうか。オランダ人たちによると、他人から無視されることは、1人の人間としてさえ認められていないことに通じるためだという。つまり、誰からも興味を持ってもらえないのは、人から嫌われている証拠であり、生きている資格すらない、とみなされるのだ。</p>
<p>　子どもたちが小学校を卒業する頃になると、いじめも辛らつさを増してくる。たとえば、身体の特徴をあげつらうことに始まり、それがエスカレートすれば、対象となった子どもの持ち物を壊す、隠す、といった行動を伴うようになる。また、メッセージアプリのWhat’s Appを使い、悪口を拡散するなど、サイバーいじめが始まるのもこの時期である。</p>
<p>　オランダの小学校及び中学校では、平均して10人に1人の割合で子どもたちが継続的ないじめに遭っているといわれる。そして、いじめの標的となった子どもの99％は、転校を余儀なくされるのが現状だ。いじめを苦にして自殺したり、いじめた側を殺害(未遂)する、といった悲惨な事件も後を絶たない。</p>
<p><strong>◆｢いじめ｣の録画番組</strong><br />
　いじめは、もちろん行なうべきではない。しかし、いじめる側からの言い分も、あるという。いじめが蔓延する小学校に通う子どもたちによると、｢いじめられる子は、他人がいじめたくなるような｢雰囲気｣を持っている｣というのだ。つまり、理由なくして、いじめの対象にはなりえない、というわけだ。ならば、いじめられやすい子どもは、どうしたらいじめられなくなるのだろうか？</p>
<p>　解決策のひとつとして、オランダのテレビ局で考案され実行されたのが、いじめの現場を隠しカメラで撮影し、シリーズ化して全国ネットで放映するという試みである。番組名は「Project　P」というもので、欧州最大のメディアグループRTLのオランダ支局が制作している。</p>
<p>　シリーズ前半では、いじめる側といじめられる側の子どもたちの様子が、赤裸々に画面に映し出される。そしてシリーズ後半では、子どもたちがクラスの担任らと一緒に、いじめ現場の録画を考察しながら、専門家やセラピストを招いて問題解決に向け話合い、双方で努力する、という内容だ。</p>
<p>　いじめの実態として、子どものプライベートがブラウン管を通じて全国ネットで赤裸々に報道されたことに対し、保護者たちから賛否両論があったことはいうまでもない。しかし、いじめが公にされたことにより、被害者は視聴者から惜しみないサポートや、応援を受けることが出来るようになったメリットは見逃せない。また、いじめる側も、タブーを犯す姿が全国ネットで暴露されたことにより、耐え難い羞恥心を持たざるを得ず、いじめを嫌悪するようになった子どもも、たくさんいたという。このテレビ番組がいじめを完全にストップさせる引き金になることは、まずありえないだろう。しかし、いじめ撲滅に一石を投じる結果になったことは否めない。</p>
<p>　自他共に認める｢世界一しあわせな子どもたち｣を擁する国で、いじめそのものがなくなる日は、やってくるのか。確かに最近、Pestenという言葉がメディアで語られる機会は、以前と比べてかなり少なくなってきたように思う。</p>
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