中国企業、「世界最薄」コンドーム開発 日本企業との開発競争に海外メディアも注目

 香港資本の中国企業、”広州大明連合ゴム製品” が、ラテックス製としては世界最薄となる、厚さ0.036mmのコンドームを開発し、ギネスワールドレコードに認定された。日本のオカモト株式会社が2012年前半に樹立した記録より、0.002mm薄い。

 同社のコンドームの生産数は年間2億個で、その大半は中国本土で販売される。今回開発された “AONI” ブランドのコンドームの小売価格は、一箱(12個入り)が16.4ドルとなる。

【安全性は保証済み】
 最薄コンドームの開発競争には安全性への懸念が付き纏う。『ニュースポイント』によると、同社は国際的な安全基準を満たしていることを証明するため、9ヶ月にわたってストレステストを行ったという。開発企業の総支配人チャン氏は、テストは第三者機関によって入念に行われたこと、ギネス記録いは非常に厳密な要件が課されていることを挙げ、安全性を訴えた。

【アジアでの開発競争】
 ゲーム情報サイト『コタク・オーストラリア』は、最薄コンドームの開発競争を往年の宇宙開発競争に例えている。CRIの報じるところでは、ギネス世界記の中華圏担当マネージャーは、競争はアジア地域、特に日本と中国の技術の進歩により、「コンドーム産業のみならず、工業全体に幅広くわたっている」と述べている。

 同メディアによると、平均的な人間の髪の太さは0.06mmで、”Trojan Ultra Thin” というコンドームは同じく0.06mm程度の厚みだ。また、相模ゴム工業が昨年開発したポリウレタン製コンドームの厚みは0.01mm程である。

 ニュースポイントによると、チャン氏は「より薄く軽いコンドームの需要がある限り、我々は研究を続行する。いつの日か0.02mmや0.01mmといった薄さに到達するかもしれない」と意欲を見せる。

【消費者の声】
 なおCRIの報じるところでは、一部の香港人は製品に対して懐疑的だ。ある企業家の女性は「私は世界最薄のコンドームは使わない。使い心地がいいとは思わない。友達が何人か(似たような製品を)試したけど満足していない」と述べたという。

コンドームの歴史

Text by NewSphere編集部