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		<title>「今までとは違う」エジプトの大規模デモ　大統領の進退は？</title>
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		<pubDate>Mon, 01 Jul 2013 22:30:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　6月30日、エジプトで20万人規模ともされる大々的な反モルシ大統領のデモが行われた。ムバラク前政権崩壊を招いた「アラブの春」以来と言われる大規模なデモは、モルシ大統領就任1年を機として、数週間前から呼びかけられたものだ [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p>　6月30日、エジプトで20万人規模ともされる大々的な反モルシ大統領のデモが行われた。ムバラク前政権崩壊を招いた「アラブの春」以来と言われる大規模なデモは、モルシ大統領就任1年を機として、数週間前から呼びかけられたものだった。<br />
　中心地であるタハリール広場では、28日から抗議行動が本格化し、昼夜を問わず、人が詰めかける様子が伝えられている。さらに、第2の沿岸都市アレキサンドリアや、南部で人口の多いデルタ地域でも、人々は街頭に繰り出した。さらに、シドニー、パリ、ワシントンなど、世界各国でも、エジプト人が集って小規模のデモが行われたという。 </p>
<p>【「モルシよ、去れ！」生活不安が招いた市民の怒り】<br />
　海外各紙の報道によれば、デモの参加者は意気軒昂で、かつてムバラク氏を放逐した際と同じ、「去れ！」とのスローガンを口々に叫びながら街路を練り歩いたという。顔にペイントを施していたり、スナックをほおばっていたり、親子連れだったり、一種お祭り騒ぎのような賑わいだった。もちろん、デモの中核を担う世俗派の運動家や学生らも多かったが、今回のデモの主流は、物価の高騰、燃料の不足、計画停電の頻発などに「業を煮やした」いわゆる普通の市民だったと各紙は報じている。<br />
　ウォール・ストリート・ジャーナル紙の分析によれば、昨年、司法の判断によって議会が解散に追い込まれた経緯もあり、政治的な「失策」が、すべてモルシ氏の責任として追及されてしまった形だ。<br />
　<br />
　こうした大規模デモを追い風に、反大統領運動を組織している政治家や活動家の団体である国民救済戦線(NSF)は、大統領が退陣に同意するまで都市の広場にとどまるよう呼び掛ける声明を発表したと報じられている。</p>
<p>【モルシ派の反撃と主張】<br />
　これに対し、ムスリム同胞団を中心とする大統領支持派も、数千人規模で、カイロから数km離れたナセルの市内広場で座り込みを続けた。多くの参加者は、暴力的な衝突への対策として、建築現場用のヘルメットをかぶるなどしていたという。<br />
　彼らの主張はモルシ大統領とほぼ同じで、「民主的手続きで選出された大統領の権限を認めないのはおかしい。わずか1年で成否を問うのは時期尚早だ」とのもの。ある支持者は「スポークスマンの話によれば、大統領は自らに失政があったことを認めてもいる。民衆の要求の正当性も認識している。しかし、もしも大統領がこれで職務を放棄すれば、自らの任期に終止符を打つのみならず、エジプトの民主的な権利の委譲を「街路の気まぐれ」にゆだねるに等しい。今、問われているのは、『エジプトの民主主義』なのだ」と語ったという。</p>
<p>【不気味な正体不明の襲撃者】<br />
　BBCによれば、おおむね平和的に行われている今回のデモだが、そのなかでも、5名の死者と少なくとも数百名の負傷者が出たと伝えられている。首都カイロでは、ムスリム同胞団の本部が焼き払われ、発砲騒ぎで1人が死亡した。別の地方で死亡した4名は、いずれも正体不明の人物に襲われたと報じられている。</p>
<p>【強力な第三勢力「軍」に注目」】<br />
　拡大するモルシ派と反モルシ派の反目とデモ騒動について、国防省からは、「内戦に発展する危険があるならば」軍の出動もありうるとの発言が飛び出しているという。<br />
　エジプトでは、ムバラク政権下でもその後も、軍は政治的に大きな発言権を有してきた。この「軍」への反発を叫び、民主的に選ばれたモルシ大統領を歓迎した市民から、皮肉にも「軍」の再登場を願う発言までが飛び出していると、ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。<br />
　ただし、軍は目下静観の構えで、識者によれば、「勝者につきたい」模様だ。今後の展開によっては乗り出す用意はあるようで、反モルシ派もモルシ派もよりどころにしているようだ。</p>
<p>【大統領の今後を決定づける？　これまでのデモとの違い】<br />
　今回のデモは、モルシ大統領が政権を握って以来何度となく繰り返されてきたデモとは一線を画していると、各紙は報じている。<br />
　第一に、規模。反大統領運動組織「タマルド（反抗）」は、大統領辞任を求める署名が2200万人分集まったと主張している。これは人口9300万人ほどのエジプトにおいては非常に大きい数字だ。この数字は、「反大統領は一部の勢力に過ぎず、大多数は大統領を支持している」と「民意」を錦の御旗に掲げてきたモルシ大統領の主張を根底から覆しかねない。<br />
　第二に、治安部隊の動向。上記の軍もさることながら、これまでのデモでは警官隊による鎮圧が普通だったが、今回は警察官もデモ隊に混じって行進する姿すら見られているという。<br />
　第三に、まとまり。そもそも、モルシ氏が選挙に勝ち大統領の座をつかんだ背景には、反モルシ派が小集団の集まりであるのに対し、モルシ支持の「ムスリム同胞団」が一枚岩となってイスラム票を取りまとめるのに成功したことがあった。ところが今回、「反モルシ」の旗印のもとに、小集団が「違い」を超えたまとまりを見せている。<br />
　<br />
　識者らは、反大統領派が「大統領退陣」の主張を貫けるかどうかは、今後、「ムスリム同胞団」に匹敵する「基盤」を築けるかが鍵だと述べている。エジプトに真の民主主義は訪れるのか。そもそも真の民主主義とはなんなのか。国を揺るがす試行錯誤は続く。</p>
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