日本企業がTop3入りの快挙「最も評判の良い企業ランキング」米で4万人アンケート

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◆悪い印象が目立ってしまった企業は……
 一方、評判の芳しくない企業は以下のようになった。いずれも総合点が65点を割り込み、7段階中最も低い「非常に悪い」の格付けとなっている。

93位:ツイッター(SNS、63.4)
94位:ティックトック(SNS、63.0)
95位:ウェルズ・ファーゴ(金融、63.0)
96位:シアーズ(小売、61.2)
97位:ウィッシュ(ネット小売、60.7)
98位:フェイスブック(SNS、60.0)
99位:フォックス(放送、59.2)
100位:トランプ・オーガナイゼーション(不動産、56.9)

 個人情報への不安を反映してか、流行のSNSには軒並み厳しい視線が向けられている。93位のツイッターは、すべての評価項目で全企業中90位台となった。新興の94位ティックトックも苦戦しているものの、成長性の項目については86位とやや高めのポジションを確保した。

 フェイスブックは98位で、データ漏洩を起こした2018年を境に下位に転落している。今年は7つの評価項目すべてで全企業中95位以下という厳しい結果に終わった。SNSでありながら、親近感の項目は最下位の100位となっている。

 大手IT企業群のGAFAは評価が分かれている。グーグルは総合60位でフェイスブックより健闘しているものの、企業倫理が全企業中87位、市民行動が79位など、全評価項目で50位を下回った。アマゾンは10位、アップルは16位と堅調だ。アップルは昨年の27位から上昇しており、最下位ゾーンのツイッターを別にすれば、全テック企業中で唯一評判が向上した企業となった。

 最下位2企業はいずれもトランプ元大統領関連となっている。トランプ氏を熱烈に支持しながら後に距離を置き始めたフォックスが99位、そしてトランプ氏自身が所有するトランプ・オーガナイゼーションが最下位に沈んだ。

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Text by 青葉やまと