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	<description>世界と繋がるミレニアル世代に向けて、国際的な視点・価値観・知性を届けるメディアです。</description>
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		<title>シリコンバレーの影：家賃高騰、仕事のあるホームレスが急増　月11万の車上生活も</title>
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		<pubDate>Thu, 23 Nov 2017 01:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
		<category><![CDATA[Technology]]></category>

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		<description><![CDATA[【マウンテンビュー、カリフォルニア・AP通信】　グーグルの本社がある、郊外の豊かな町、マウンテンビュー。その同じ町で、テス・サルダナは、混みあって窮屈なキャンプカーを道に止め、小ぎれいにして暮らしている。 「お世辞にもい [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p>【マウンテンビュー、カリフォルニア・AP通信】　グーグルの本社がある、郊外の豊かな町、マウンテンビュー。その同じ町で、テス・サルダナは、混みあって窮屈なキャンプカーを道に止め、小ぎれいにして暮らしている。</p>
<p>「お世辞にもいい住まいとは言えないわ」とサルダナは言う。だが、これは特段珍しい話ではない。警察に移動を命じられるまで、マウンテンビューのスーパー「ターゲット」と高級マンションの間の並木通りには、1ダースを超えるキャンプカーが並んでいた。中には、家賃を払えない人たちが大勢生活していたのである。</p>
<p>　15ドルのアボカドの炭火焼を食べて、1,000ドルのiPhone Xをポンと買える若い資産家がいる一方で、家に住めない家庭は数千世帯にのぼる。ホームレス支援団体や市の職員も、ハイテクブームの影で起こっているこの現象に対して、まったくひどい話だと口をそろえる。ホームレスの多くには定職があり、こうした資産家の下で働く人もいる。その資産こそが、多くの人が家に住めなくなっている元凶なのだ。</p>
<p>　例えば、サルダナのキャンプカーの向かいには2ベッドルームのマンションがある。コンシェルジュ付きで、家賃は3,840ドルから。稼ぎがいい月でも、サルダナの給料を上回ってしまう。</p>
<p>　サルダナは、同居する三人の大きな息子とともに、よりマシな住まいを探しているが、家賃は3000ドル以上するし、空いている家はたいてい遠い。だから、取り締まりで駐車場所から追い出されても、勤め先近くのキャンプカーに寝泊まりして、明るい未来のために貯金したほうがよいと言うのだ。</p>
<p>「それでも食べていかないと」と51歳のサルダナは言う。「たまには子供たちを、映画やレストランに連れて行きたいんだけどね」。</p>
<p>　サルダナは、近隣の町パロ・アルトの2つのホテルで料理を作り、客に出している。大抵は、朝5時から夜10時までの勤務だ。息子のうち二人は20代で、パン屋で働き、キャンプカーの代金として毎月700ドルを支払う。シリコンバレーの経済格差をいやというほど思い知らされる生活だ。</p>
<p>「ITのやつらのために働く私たちはどうよ」とサルダナは言った。「あいつらとはもらってる額が違う」。</p>
<p>　これは、西海岸に広がる危機の一端でしかない。多くの市や郡では、路上生活者の数がここ二年間で急増している。今年初頭の調査では、カリフォルニア、オレゴン、ワシントンの各州で合計16万8,000人のホームレスがいることが明らかになった。わずか2年前に比べ、2万人も増加している。</p>
<p>　テクノロジーが景気をけん引する一方、数十年におよぶ住宅建設の停滞により、手ごろな価格の住宅がかつてないほど不足している。ホームレスは失業者だという固定観念はもう過去のものだ。ショップの店員、配管工、用務員、いや、教師までも、仕事には行くが夜寝る場所は選べず、シャワーを浴びるためにジムの会員になっている。</p>
<p>　ホームレスの急増により、西海岸の少なくとも10の地方自治体が緊急事態を宣言し、サンディエゴからシアトルまでの一帯の町は、短長期的な解決策を求めて苦しんでいる。</p>
<p>　サンフランシスコにホームレスのテント地があるのはよく知られているが、ホームレスの問題は今やシリコンバレー一帯に広がっている。そこでは貧富の差があまりにも拡大しているのだ。</p>
<p>　シリコンバレーで車上生活をしている人々の数についての正確な推計はないが、目抜き通りにずらっと並ぶキャンプカーを見れば、誰の目にも問題は明らかだ。夜になると駐車場に入る車も、目立たないが、ある。ホームレス支援団体によると、安価な住宅が新たに建設されない限り問題は悪化する一方だと言う。</p>
<p>　サンホセ中心部の平均家賃は月額3,500ドルだが、外食産業の平均賃金は時給12ドル、ヘルスケア関係でも19ドルと、住宅コストを賄うことすらできない水準である。パーソナル・ファイナンスに特化したウェブサイトGoBankingRatesの調査によると、サンホセで快適に暮らすために必要な最低年収は87,000ドルだという。</p>
<p>　そういった訳で、パロ・アルトのスタンフォード大学東端にオンボロのキャンプカーが並ぶことになる。隣町マウンテンビューの役人たちは、キャンプカーが集うエリアを1ダース以上突き止めたが、中にはグーグル本社から1.6kmほどしか離れていない地点もある。</p>
<p>　少し前の夜、ベニート・エルナンデスは、アサートンで住宅の敷石を設置したあと、マウンテンビューの満員のキャンプカーへと戻ってきた。不動産検索サイトZillowによると、こうした住宅の平均家格は6,500万ドルだ。エルナンデスは毎月1,000ドルでキャンプカーを借りて、身重の妻や子供たちと一緒に暮らしている。</p>
<p>　エルナンデス一家は、二年前にアパートから追い出された。家賃が上がり続けて、ついには毎月3,000ドル近くになったのだ。</p>
<p>「それから、私はすべてを失った」と、庭師や屋根職人として生計を立てている、33歳のエルナンデスは言う。</p>
<p>「『あなたはこんなに頑張って働いているのに、アパートに住める信用がないのね』と言って、妻はちょっと悲しそうなんだ。だから僕は、『少しの我慢だ、あと半年もしたら信用も回復するよ』と言ってる」。</p>
<p>　エルナンデス一家の苦しみは、西海岸で急増するホームレスの問題の一例に過ぎない。</p>
<p>「この地域の貧困を招いているのは、失業の危機ではない」、「みんな働いているんだ」とマウンテンビューに拠点を置く非営利団体コミュニティ・サービシーズ・エージェンシーの専務理事、トム・マイヤーズは言う。</p>
<p>　Mozillaや遺伝子検査会社23andMeなどが拠点を置く人口8万人のマウンテンビュー。しかし最新の統計によると、市内の住所不定者たちが住む車の台数が330台を超えている。同市はこうした車上生活者を支援する福祉マネージャーや警察官を雇用するなど、ここ2年間で100万ドル強を拠出してきた。</p>
<p>　ケン・ローゼンバーグ市長は、刑罰に訴えるのではなく、サービスの提供に重点を置く市の犯罪対策を誇りに思っている。しかし、キャンプカーがバイクレーンや車通りの多い道にまで出てくると、平和も長く続かないのではないかと市長はおそれている。</p>
<p>　先週マウンテンビュー市役所は、サルダナやエルナンデスらがキャンプカーを停めている路上の一部で、高さ6フィートを超える車両を禁止する標識を設置した。交通事故の危険があるからという名目だが、キャンプカーは普通、6フィートよりもずっと背が高い。</p>
<p>　パロ・アルトでも夏の間同様の動きがあった。車通りの多いエル・カミノ・レアル沿いで、72時間を超えて駐車するキャンプカーなどの車を摘発し始めたのだ。</p>
<p>　サンホセでは、ウィンター・フェイス・コラボラティブという超宗派団体の働きかけにより、ジムや教会をはじめとする集会所がホームレスの人々を一年中保護することを許可する条例を承認したばかりだ。</p>
<p>　サンホセ州立大学で教鞭をとる54歳のエレン・タラ・ジェイムズ＝ペニーは、ホームレスを受け入れるそうした教会の一つ、グレース・バプテスト教会に古いボルボを止めて、その食堂で食事を取っている。ジェイムズ＝ペニーの年収は2万8,000ドル。週4回英語の授業を担当しているが、2つの学位を取得しており14万3,000ドル分の奨学金を返済する義務がある。</p>
<p>　レポートの採点や授業の準備をするのはボルボの中。夜になると、運転席にもたれて寝る準備をする。2匹の飼い犬のうち、ハンクが側に来る。夫のジムは背が高くて車で寝られないため、外にテントを張る。もう一匹の犬、バディと一緒に床に就くのだ。</p>
<p>　ベイエリア出身のジェイムズ＝ペニーは、授業中にジョン・スタインベックの小説を講読していたときに、別の学生が「ホームレスの話はうんざり」と言ったのを今でも忘れない。</p>
<p>「『口を慎みなさい。いま、あなたの目の前にいるわよ』って言ったの。そしたら、シーンと静まり返ったわ」とジェイムズ＝ペニーは言う。「くつろげる家があって、落ち込んだり病気になったりしたときに医者にかかれる人なら、他人を批判するのは簡単よね」。</p>
<p>　富の分配の不平等を改善すべく、組合や市民人権団体、コミュニティ・グループが労働権団体シリコンバレー・ライジングを結成したのは約3年前のことだ。彼らは地域を支える低所得者層に対する賃金上昇や手当を要求している。たとえば西部サービス労働者連合は、フェイスブックやグーグル、あるいはシリコンバレーとサンフランシスコを結ぶ列車を運行するカルトレインといった大企業と契約する警備会社で働く約3,000人の警備員を組織化した。</p>
<p>　警備員の一人、46歳のアルベルト・ブラウン3世は、職場から約21km離れたハーフ・ムーン・ベイにある家賃3,400ドルの2ベッドルームアパートの、半分を賃借する契約を結んだばかりだ。</p>
<p>　時給16ドルでは残業をしても賃料を払うのに精いっぱいだが、自宅も兼ねていた車に高額な修理が必要となったとき、ブラウンはクレジット・スコアが低くても目をつぶってくれる大家を見つけたのだ。ブラウンはそれでも、いつか支払いが滞るのではないかと心配している。</p>
<p>　ブラウンは今、足の痛みに苦しんでいる。もし医者に数日あるいは一週間安静にするようにと言われたら？</p>
<p>「一分だって休めない。一分だって、あるいは一シフトでも休んだらどうなるかって？冗談じゃないよ。一週間？馬鹿な、一巻の終わりさ。あとは坂を転げ落ちるだけさ」とブラウンは言う。</p>
<p>「悲しい選択さ。ホームレスになるか一文無しになるかを選ばなきゃならないなんてね」。</p>
<p><small>By JANIE HAR<br />
Translated by 平湊音</small></p>
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