パリ仕込みのチャリティイベント、「HOPE AND LOVE」が今年も日本で開催。
今年で活動8年目を迎えるHOPE AND LOVEは、2018年8月4日(土)、5日(日)の2日間、大手町の3×3 Lab Futureにてチャリティイベントを開催する。
愛と希望に溢れるプロジェクト
「何か私にできることを」―そんな想いから始まったHOPE AND LOVEは、東日本大震災直後、被災地を支援するために立ち上げられたNPO団体だ。
パリ在住のファッションコーディネーターを務める石坂紀子氏の呼びかけにより、ファッションに携わるパリ在住の女性たちが中心となり活動を続けている。東京支部も発足し、パリと東京で定期的にチャリティイベントを開催。その売上は最小限の経費を除き全額が支援を必要としている被災地やNPO団体*へダイレクトに届けられる。
初めは東日本大震災により被災した子どもたちに向けての支援が中心だったが、2014年には、台風の被害で家族を養うために不可欠なボートを失ったフィリピンの漁師たちにボートを建造し提供する団体「Banc Art project Cebu」や、2015年のネパール地震の被災地、2016年の熊本地震により仮設住宅に住む子どもたちのケアを目的とした団体「熊本子育てサポーターズ」など、多くの被災地で継続的に支援を続けている様々な団体への支援を行っている。今年は7月の西日本を中心とした集中豪雨により被害を受けた人々への支援も緊急追加された。回を重ねるごとに、その活動の輪は広がっている。
あらゆるクリエイティブなジャンルで活躍するメンバーが大集結
同イベントでは、ファッション、ビューティ、フード、音楽、アートなど様々なジャンルで活躍するプロフェッショナルたちとボランティアスタッフ、協賛企業が集結し、ボランティアを通じて被災地を応援する。
子どもから大人まで楽しむことのできるワークショップやトークショー、人気ファッションブランドやスタイリストが商品提供をするフリーマーケット、プロのフォトグラファーが撮りおろす写真館、パリや日本で活躍する有名シェフ達による料理、ハズレ無し・豪華賞品が当たるトンボラ(フランス語で福引の意味)、人気の占いなど盛りだくさんのコンテンツだが、毎回そのクオリティの高さにも驚かされる。
スペシャルゲストによる前夜祭、音楽を聴きながら素敵な夏の夜を
今回は初の試みだという前夜祭にも注目。大人が楽しめる時間帯ということで、スペシャルゲストによるDJ・ライブパフォーマンスには音楽家・大沢伸一氏や音楽プロデューサー・FPM 田中知之氏など豪華DJの参加も。毎年大人気のフリーマーケットには人気ブランドやスタイリストによるヴィンテージアイテムなどお宝も揃う。音楽を聴いてお買いものを楽しみながら、お腹が空いたら人気シェフたちによる工夫を凝らしたフードやお酒のラインアップが目もお腹も満たしてくれる。
帰り際にはトンボラ(福引)も忘れずに!
愛と希望溢れるチャリティイベントに参加して、素敵な夏の週末を過ごしてみてはいかがだろう。誰かの笑顔につながる、きっと忘れられない体験になるはずだ。
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Hope and Love
<Hope and Love Night(前夜祭)>
8月4日(土)17:00~21:00(最終入場20:30)入場料 ¥2,000(チケット4枚)
<Hope and Love Day>
8月5日(日)11:00~18:00(最終入場17:30)
場所: 3×3 Lab Future
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル1F 入場無料
問い合わせ:hopeandlove.france@gmail.com
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*今年の支援先の一覧はこちら
(Hope and Loveより)
Blue for Japan
東日本大震災の被害に遭った方々を支援するためにBLUE FOR TOHOKUとして設立され、2012年からは児童養護施設の子どもたちへの支援を行っている。現在はBLUE FOR JAPANと改名、活動の幅を全国に広げています。
Orto dei Sogni
2012年夏よりスタートしたオルト・デイ・ソーニは、被災地・福島の子どもたちの健康とグローバルな成長を目的とした夏季1カ月間にわたる転地保養プログラムを実施しています。
熊本子育てサポーターズ
震災以来、仮設住宅に住む子ども達のケアを目的とし、地元の大学生たちとも連携して支援を行っています。まだまだ仮設住宅生活は続きそうだとのことで、直接必要な物資を届けたり、借り上げ住宅で支援を受けていない家族への支援なども地域に密着しながら活動しています。
ロハス南阿蘇たすけあい
昨年支援させていただいたこどもキッチンブルービー様は今年の支援を辞退され、もっと必要とされてる団体様を推薦いただきました。重機を使っての支援などを中心にされてますが、燃料代など苦労されて大変だと聞きました。仮設住宅に物資を届けに行かれて、仮設のお子さんへのフォローもされている ブルービーさんの野菜畑も作られたそうです。
一般社団法人RQ災害教育センターを通じて、東無田復興委員会(サークル絆)
熊本では仕事作りの段階です。単なる物資の提供ではなく、仕事につながる支援を心がけています。サークル絆さんは他地域からの支援物資の提供に、「いつまでも被災者として受け取ってばかりではいけない」と、お返しにポーチを贈ったことがきっかけとなり、大手企業の復興イベントでの販売へと繫がったそうです。2年近くが経過した現在、裁縫技術も向上し、同集落を団体で訪れるスタディツアーのお土産品にもなりました。この小規模でも収入を得られる喜びが、復興に向けた生きがいにもつながっているそうです。