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	<description>世界と繋がるミレニアル世代に向けて、国際的な視点・価値観・知性を届けるメディアです。</description>
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		<title>深刻なベネズエラの水事情　貧しい地域のために水を引く人も</title>
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		<pubDate>Wed, 12 Apr 2023 08:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
		<category><![CDATA[Society]]></category>

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		<description><![CDATA[　ベネズエラの首都の東端にある地域では、フランクリン・カセレス氏を知らない住民はいない。道路脇では、販売業者が訪問客に対し、下り坂カーブを過ぎたところを左に進むよう道順を示す。中学生はカセレス氏の自宅兼事務所を指さす。  [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p><em>　</em>ベネズエラの首都の東端にある地域では、フランクリン・カセレス氏を知らない住民はいない。道路脇では、販売業者が訪問客に対し、下り坂カーブを過ぎたところを左に進むよう道順を示す。中学生はカセレス氏の自宅兼事務所を指さす。</p>
<p><em>　</em>カセレス氏が自ら山道を平らにならしたその場所には、わずかばかりの軽量コンクリートブロックを積み上げた外壁と薄い屋根があり、その中に1000リットル入りの青色プラスチック製タンクが4つ、隅に置かれている。ストーブが設置されており、周りではたくさんの雄鶏が騒いでいる。</p>
<p><em>　</em>曲がりくねったほこりっぽい道を行き来しながら、果てしなく続くように思えるホースを解いたり束ねたりしているカセレス氏に、近隣住民から「フラン！　フラン！」と声がかかる。まるで網状に広がっているかのようなホースは全長およそ1.6キロメートルに及ぶ。このホースから近くの貧しい地域へと清潔な水が供給されるようになって以来、住民の生活は様変わりした。</p>
<p><em>　</em>ウゴ・チャベス前大統領率いる社会主義政権が発足する以前から、首都カラカス周辺に広がる低所得地域にとって、水はずいぶん高価なものであった。続くニコラス・マドゥロ大統領に問題が引き継がれたものの、ほかの多くの案件同様、強権体制下で水不足はカラカスをはじめとする地域で深刻化し、ベネズエラ国内の他地域にも拡大した。</p>
<p><em>　</em>制御不能に陥ったインフレが長く続き、賃金の価値が下がったこともまた事態を深刻にしている。ベネズエラの政治、経済が危機に見舞われるなか、消費者物価はさらに上昇している。正規、非正規を問わず販売業者から水を購入するには、賃金に照らして途方もなく高い料金を支払わなければならない。そして多くの場合、そのような金銭的余裕はない。</p>
<p><em>　</em>ベネズエラでは人口の半数以上が貧困のなかで生活している。</p>
<p><em>　</em>ペタレの丘陵地帯を覆う住宅街の一角ではかつて水道が通っていた。13、4年前に水が出なくなって以降、タンカートレーラーによる水の配給が政府によって不定期で行われていたものの、それもやがて停止した。その後、民間販売業者がタンカーや小型車で訪れ始め、今では200リットルあたり2ドルで販売している。この価格は国内の最低月給の5分の2に相当する。</p>
<p><em>　</em>ペタレでは、3月22日の「世界水の日」を記念するイベントは開催されなかったが、カセレス氏の創意あふれる功績を忘れないという住民は多いだろう。近隣に住むグレゴリア・モラオ氏は、カセレス氏を「有名人である」と言い表す。</p>
<p><em>　</em>カセレス氏の家は、廃墟となった採石場の井戸から700メートルほど坂を上ったところにある。かつては同氏も近隣の住民も歩いて井戸まで行き、さまざまな容器に水を満たし、家まで運んでいた。</p>
<p><em>　</em>水の需要が増大し、また収入源を確保する必要性が高まるにつれ、カセレス氏は近隣の住民を手助けする方法と商機を同時に見出したという。</p>
<p><em>　</em>自己資金と借入金、そして地方自治体から寄贈された送水ポンプを元手にし、カセレス氏は井戸に届くようにホースをつなぎ合わせ、自宅に置いたタンクに水を送り始めた。そして、近隣住民のタンクにも水が行き届くよう、さらに多くのホースを長くつなぎ合わせた。「これは、地域へのサービスであると考えています」と話す。</p>
<p><em>　</em>同氏は、水の価格を200リットル当たり1.5ドルと提示しているものの、近隣住民が支払えるだけの金額で了承している。アレパと呼ばれる薄焼きパンを代わりに受け取ることもあれば、無料で水を提供することもある。「こうすることで人々の心が安らぎます」と言う。</p>
<p><em>　</em>非営利組織「ベネズエラの公共サービス監視団体」が12月に7683人を対象に行った調査によると、日常的に水道を使用できる環境にある人はベネズエラ全体の約27%に過ぎない。調査対象者のうち9.4%が月に1度だけ水道が使えると答え、これまでに水道を使ったことがないと回答した人は5%であった。</p>
<p><em>　</em>インフラ不足への対応は、ベネズエラの長期化する危機の緩和に取り組む国際人道支援のなかでも重点課題であるとされ、飲料水をめぐるプロジェクトが特別に策定されている。</p>
<p><em>　</em>政治、社会、経済に起因する複雑な危機的状況を反映して、これまでに700万人以上がベネズエラから脱出した。一方で国内では不平等がはびこり絶望的な様相を呈している。</p>
<p><em>　</em>6人で暮らすモラオ氏（66）は、寿司レストランの厨房で働く息子の月収180ドルで一家の生計を立てている。1週間で必要な水の量は通常1400リットル入りのプラスチック製タンク1本分程度だという。</p>
<p><em>　</em>モラオ氏は、シンクの蛇口から水が流れてきた時のことを思い出すと同時に、給水サービスを復旧させると公言した政治家たちの誓約をすべて覚えている。実現される見込みについてはまるで気にしていない。</p>
<p><em>　</em>同氏は「どこに水がありますか。今年もまた、水をめぐる対策を約束するつもりなのでしょうね。いったいどうすれば私たちは希望が持てるのでしょう。嘘偽りにすぎないのです」と話す。</p>
<p><small>By REGINA GARCIA CANO Associated Press<br />
Translated by Mana Ishizuki</small></p>
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