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	<description>世界と繋がるミレニアル世代に向けて、国際的な視点・価値観・知性を届けるメディアです。</description>
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		<title>「平均収入2500万以上」の奇跡の村　“外国人労働者の待遇は改善されたのか？”レタス農業を支えるシステムをめぐる議論とは</title>
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		<pubDate>Tue, 13 May 2014 02:40:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
		<category><![CDATA[Society]]></category>

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		<description><![CDATA[　長野県川上村はレタスの一大産地である。ネットなどのメディアでは、「奇跡の村」と称されることが多い。一戸あたりの平均年収が2500万円を超えることが広く知られているためだ。この村のレタス耕作のノウハウが、いま、ベトナムに [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p>　長野県川上村はレタスの一大産地である。ネットなどのメディアでは、「奇跡の村」と称されることが多い。一戸あたりの平均年収が2500万円を超えることが広く知られているためだ。この村のレタス耕作のノウハウが、いま、ベトナムに移植されている。</p>
<p><strong>【レタス耕作で潤う「奇跡の村」】</strong><br />
　川上村では、東京23区の3分の1の面積に、現在およそ4千人が暮らしている。標高1100メートルを超える高地で、年平均気温は8.5℃。その冷涼な気候を生かして、夏場の高原野菜、特にレタスの耕作が盛んだ。平成23年度では、全国のレタス出荷量のうち、約12%がこの村からのものだった。夏秋レタスに限っていえば、約27%である。ただし、その冷涼さゆえに、耕作可能期間は短く、約半年と言われている。</p>
<p>　同村の藤原忠彦村長が2009年、『平均年収2500万円の農村―いかに寒村が豊かに生まれ変わったか―』という本を出したことで、同村に注目が集まった。著者によると、「農家607軒の高原野菜の販売額は2007年に約155億円と、平均収入は2500万円を超えました」とある。2500万円は、農業所得ではなく、経費を差し引く前の農業収入のようだ。なお平成23年度のデータでは、平均2600万円となっている。</p>
<p><strong>【ベトナムへのレタス耕法の移植】</strong><br />
　この川上村のレタス作りのノウハウが、ベトナムの高原の町ダラットに移植されている。『ベトナムネット』が報じている。</p>
<p>　きっかけを作ったのは、ベトナムの投資ファンド、HTキャピタル社の土屋泰統社長。同社長は、ダラットの土地・気候が、野菜栽培に向いていることを知った。さらに現地の農家が、勤勉に働いているにもかかわらず十分な収入を得ていない、と考えた。そこで同社長は、川上村に出向いて、ダラットでの耕作を持ちかけた。川上村式のレタス栽培なら、高い付加価値が期待できるからだ。</p>
<p>　この呼びかけに、川上村の農業会社、株式会社ラクエのトップ2人が応えた。同社はグローバル化やIT化など、「新しい農のカタチ」を目指しているという。同社は現地調査の後、同地の農業法人と提携し、今年2月、合弁会社を設立した。</p>
<p><strong>【根付くか、川上村式】</strong><br />
　川上村では、レタスは気温の低い午前2時から6時までのあいだに収穫するという。そしてその後も、店頭に並ぶまで、厳密に温度管理されている。ダラットでも、こういった川上村式のやり方に厳密に従って、レタスが生産されているという。</p>
<p>　現在は、ベトナムの国内市場に供給されているが、将来的には、日本やシンガポールへの輸出もありうるとのことだ。日本－ベトナム間では、2009年より経済連携協定が発効されている。その中でレタスの関税も撤廃されているため、これがその後押しになるかもしれない。</p>
<p>　ラクエのトップは、自社の技術と農業経営の方法を、ベトナム人農家に喜んで伝える、と語っている。</p>
<p><strong>【レディットでは外国人研修制度への批判も？】</strong><br />
　ソーシャルニュースサイト『レディット』では、川上村の成功について、外国人研修生の犠牲の上に成り立っているのではないか、「現代の奴隷制」なのではないか、とするスレッドが建てられた。ところが、不注意なのか、意図的なのか、あるいはその両方なのかは不明だが、スレッド作成者によるソースの提示には、語り落としている部分が目立つ。</p>
<p>　たとえば、“外国人労働者”に支払われる賃金は月平均8万5千円で、最低賃金より低い、と述べている。そのソースとして示しているのは、ある新聞記事を転載したウェブサイトだ。そこには掲載年が記されていないが、これは2009年の記事である（新聞社のサイトからはすでに記事が消えている）。</p>
<p>　その頃、外国人研修制度が、実質的に低賃金労働者の確保手段となっているのではないか、という批判がすでに持ち上がっていて、国会や省庁で議論されていた。2010年には、これは技能実習制度として改められ、労働基準関係法令が在留1年目から適用されることとなった。従って現在では、最低賃金を守ること、さらに「報酬が日本人が従事する場合の報酬と同等額以上であること」が要請されている。</p>
<p>　また、同じソースから、外国人労働者は、それぞれの出身国ごとに、決まった色の帽子をいつでもかぶるように「頼まれ」ている、としている。ソースによると「住民から苦情がきたときに指導しやすい」からだそうだ。これに対して、同村の事情をよく知る立場にあるという投稿者は、この帽子は物議をかもすものだったため、現在は廃止されている、と投稿している。</p>
<p>　さらに、労働者と雇用者の契約内容がインターネット上にリークされた、と称し、Twitterの投稿画像への直リンクを貼っている。そして「労働条件はまったくひどいものだ」と語っている。しかし、その画像が貼られている今年3月のツイートを確認すれば、すぐわかるのだが、オリジナルの投稿者は「3年くらい前」「4年前くらい」と語っている。さらに、川上村と関係があるとも言っていない。</p>
<p><strong>【レディット・ユーザーの反応】</strong><br />
　レディット・ユーザーの反応は、当然、この制度を厳しく批判するものが多かった。</p>
<p>・どこそこ出身だからというだけで、平等が通用しないようなのは、非常に腹立たしい。</p>
<p>　月給8万5千円でも、自国で働くより相当ましなのではないか、というコメントも複数見られた。</p>
<p>・これは搾取的で、過酷で、改善する必要があるけれども、このような条件でも働く機会を求めるらしい貧しい外国人労働者がたくさんいるので、この制度は続いていくだろう。</p>
<p>　これが「奴隷制」だという見方に対して、疑問を投げかける投稿者もいた。</p>
<p>・自分の理解では、奴隷というのは通常、捕虜にされたり、強制されてなるもので、自ら進んでなったり、自分の決断でなるのは、奴隷ではない。<br />
・このような制度は何年も続いている。労働者には、自分の国の家族や友人に伝えるすべがある。だから、労働条件がこのようなものだということは、重大な秘密ではないだろう。<br />
・これが奴隷制だと言うのは馬鹿げている。本当にいまいましい劣悪な仕事というだけだ。</p>
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