「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も

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水域を越えて人々の生活範囲を大きく広げてくれる橋は、いまも昔もなくてはならない重要な施設だ。日本でも、里山の清流を越える丸太橋から、人工島へと続く連絡橋まで、大小さまざまな橋が私たちの生活を支えている。世界に目を向けると、渡るのをためらうような橋梁が存在する。勇気と引き換えに雄大な景色を見られる橋など、世界の珍しい事例20本を見てみよう。

◆1. 木々より高い空中散歩「カカム・キャノピー・ウォーク」
 ガーナのカカム国立公園内にあるキャノピー・ウォークは、観光客に人気のアトラクションだ。全長300メートル以上にわたってロープの吊り橋が渡され、地上40メートルの空中散歩を楽しむことができる。しかしそのチャレンジには勇気が必要だ。両側はロープで編んだ壁であり、足元が丸見えになっているうえ、足場には両足がやっと乗る程度の幅の板があるのみ。大自然の森のなか、木々の梢枝をこえ、7つの吊り橋を渡る大冒険が待っている。ほかのビジターたちが歩むにつれ、橋は大きくうねる。本来は鳥のさえずりに耳を傾け、あるいは野生の猿を観察する場だが、その余裕があるかどうかはあなたの度胸次第かもしれない。

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Text by 青葉やまと