気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も

14. フグ
 毒を持つ魚として有名なフグだが、周知されているにもかかわらず、毎年、食中毒の報告が絶えない。東京都の報告によると、自分で釣ったふぐを調理して食べたことによる重症事例や死亡事例が発生しているという。

 フグ毒は猛毒のテトロドトキシンを含んでおり、その毒性は青酸カリの1000倍以上ともいわれている。摂取すると食後20分から3時間程度でしびれや麻痺症状が起こり、重症の場合は死に至る。また、調理にしても無毒化することはない。

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Text by 西尾裕美