睡眠不足がもたらす10の悪影響 危険な「大丈夫」の勘違い

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◆2.怪我リスクの上昇

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 寝不足は危険なことに、事故と怪我のリスクを増大させる。米ハーバード大学医学大学院の研究では、およそ18時間前後不眠の状態が続くと、人は血中アルコール濃度が0.05%の状態と同じくらい反応時間が鈍るという。これはアメリカの法律で飲酒状態とされる基準に相当する酩酊度であり、寝不足状態での運転はある意味で飲酒運転に相当するくらい危険だということになる。

 英医療誌のメディカル・ニュース・トゥデイ(以下MNT)も、睡眠不足の状態では注意力、反応速度、判断力に悪影響が出ると指摘している。自動車の運転では、居眠り運転のリスクも上昇する。米疾病予防管理センター(CDC)による調査では、「過去1ヶ月間に運転中にうとうとしたことがある」と告白した人は成人の25人に1人に上っており、眠い目をこすりながらのドライブには注意が必要だ。米高速道路安全機構は、疲労を原因とする交通事故はアメリカ全土で年間10万件に及ぶと見積もっている。

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Text by 青葉やまと