「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も

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◆17. 悲劇が繰り返す「キャピラノ吊り橋」
 世界の危険な橋のなかには、残念ながら実際に死亡事故が起きてしまったものもある。カナダ・バンクーバー郊外にある「キャピラノ吊り橋」は、自然公園の森のなかで地上70メートルの高さを歩くことができる名所だ。140メートルという区間を踏破できない人がこれまで何度か出ており、2010年にはLSDで高揚状態となったアメリカ人高校生が転落死している。ほか、橋から赤ちゃんを投げ捨てる母親がいたり、うっかり落としたキャッシュカードを追ってハイカーが転落死したりと、橋や自然公園内での事件・事故が絶えない。

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◆18. 多数が犠牲となった「サンシャイン・スカイウェイ・ブリッジ」
 頑強に造られた橋においてさえ、重大な事故が起きてしまうことがある。アメリカ・フロリダ州のタンパ湾を走る「サンシャイン・スカイウェイ・ブリッジ」に1980年、180メートル級の貨物船が衝突した。橋桁の一部が破壊され、乗用車やバスなどに乗った人々が、45メートル下の海面に落下。35名が死亡する惨事となった。現在でもベイエリア史上最悪の事故の一つとして語り継がれている。

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Text by 青葉やまと