「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も

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◆19. 世界8番目の不思議「セブンマイル・ブリッジ」
 タンパ湾と同じフロリダ半島の先端には、ゆるやかに蛇行しながら島々を結ぶ「セブンマイル・ブリッジ」が構える。もともとは延々と洋上をゆく鉄道橋であり、1905年から7年をかけて完成した。地盤の柔らかい浅瀬の上に11キロにも及ぶ鉄路を敷いたことから、完成当時は世界七不思議に次ぐ8番目の不思議とさえ言われている。しかし、1935年の記録的なハリケーンで線路は壊滅状態に。現在では鉄道に代わり、新旧2本の自動車道路が並行して走っている。天候が穏やかな限りはターコイズ・ブルーの海をゆく快適な道だが、ハリケーンのシーズンには恐怖のドライブとなる。

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◆20. 陸が見えずパニック「ポンチャートレイン湖コーズウェイ」
 セブンマイル・ブリッジの3倍以上の距離をゆく橋が、アメリカ・ルイジアナ州に存在する。ポンチャートレイン湖に架かるコーズウェイ(高架橋)と呼ばれる水上道路であり、その全長は38キロ以上だ。関東なら東京から横浜以上、関西なら梅田から神戸までの距離を、ひたすら陸地の見えない水上の橋だけが続くイメージだ。水面からの高さは4〜5メートルであり、それ自体はさほど怖いものではない。しかし、橋のなかほどまで車で来た人々は、どちらを向いても陸地が見えないことからパニックに。地元の警察に泣きつき、救助してもらうケースが後を絶たないようだ。

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Text by 青葉やまと