「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も

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◆16. 時速130キロまでOK「ミヨー橋」
 フランス南部の「ミヨー橋」は、主塔からのワイヤーで直接デッキを支える方式の斜張橋だ。最も高い主塔の高さは340メートル以上と、エッフェル塔の324メートルを上回る。しかしある意味で高さよりも恐ろしいのは、その制限速度だろう。開通当初、なんと時速130キロでの走行が許されていた。しかしあまりに風光明媚なことから、停車して写真を撮る観光客が続出し、危険を避けるため速度制限は引き下げられることとなった。それでもなお、現在でも時速110キロで通行可能だ。

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◆17. 悲劇が繰り返す「キャピラノ吊り橋」
 世界の危険な橋のなかには、残念ながら実際に死亡事故が起きてしまったものもある。カナダ・バンクーバー郊外にある「キャピラノ吊り橋」は、自然公園の森のなかで地上70メートルの高さを歩くことができる名所だ。140メートルという区間を踏破できない人がこれまで何度か出ており、2010年にはLSDで高揚状態となったアメリカ人高校生が転落死している。ほか、橋から赤ちゃんを投げ捨てる母親がいたり、うっかり落としたキャッシュカードを追ってハイカーが転落死したりと、橋や自然公園内での事件・事故が絶えない。

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Text by 青葉やまと