超音速の旅が実現へ 高速旅客機20選 伝説のコンコルド越え目指し開発中の最新機も
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♦︎セスナ・サイテーションX+
最高速度:時速1154キロ
前項の改良版であるセスナ・サイテーションX+は、エンジンと翼の形状を進化させた。これにより最高速度が伸びており、現役の民間機としては世界最速の座に君臨している。優美なスタイルに対してボディ下部の膨らみには違和感を覚えるかもしれないが、これは亜音速での飛行時に抗力(空気抵抗)を低減するために意図的にデザインされたものだ。
♦︎コンコルド
最高速度:時速2179キロ
超音速旅客機の代名詞とも言うべきコンコルドは、その巨体からは想像も付かないマッハ2の高速で飛行する。1986年11月にはほぼ30時間をかけ、世界初となる地球一周フライトを達成した。ニューヨーク−ロンドン間のラストフライトをもって2003年に現役を引退したが、いまなおその存在は有名だ。通常旅客機の巡行高度は1万メートルほどだが、往時のコンコルドは高度18万メートルを飛行し、乗客は機窓から地球の丸みを確認できるほどだったという。
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