覚えておきたい、意外な発がん性食品22種・リスク低減の食品7種

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5. 砂糖
 日常的に使う調味料もがんとの関連が指摘されているものがあり、砂糖はその一つだ。砂糖は血糖値の上昇度を示す「グリセミック指数」が高い食品だ。このような食品を多量に摂取すると、がんのリスクが増大することがわかっている。ちなみに実証はされていないものの、逆に糖分を抑制すればがんの進行を抑制できるという理論も提唱されている。がん細胞は細胞分裂に糖を必要とするため、炭水化物の摂取を極端に抑えるケトジェニック・ダイエットは、理論上はがんに対して有効となり得るとも言われている。

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6. 塩漬けの肉と魚
 砂糖だけではなく、塩にも注意が必要だ。塩漬けの肉と魚は硝酸塩と亜硝酸塩を多量に含んでおり、DNAにダメージを与え細胞の異変を招くとされている。こうした食品を多く消費する中国人と中華系移民の人々は、鼻と喉にがんを患う可能性が有意に高いとする研究がある。また、一般に塩漬けの食品は胃がんの原因になると言われている。

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Text by 青葉やまと