The Art Assemblyが主催し、SMBCグループがプリンシパルパートナーとして参加する、世界水準の国際アートフェア「Tokyo Gendai」が、本日7月7日(金)から9日(日)までの3日間、パシフィコ横浜にて開催。初開催となる本フェアは、現代アートシーンを牽引する、国内外73のギャラリーが集結し、世界トップクラスのアート作品を披露するほか、日本の芸術文化機関との連携による多岐にわたるプログラムを楽しむことができる。

Tokyo Gendai 共同創設者 マグナス・レンフリュー(Magnus Renfrew, Co-Founder, Tokyo Gendai)によるコメント:
「日本は文化の先進国として世界的な評価を得ており、Tokyo Gendaiは、クリエイティブ・シーンにスポットライトを当てる重要な新拠点となります。東京は、アジアを代表するアートマーケットの中心地となり、世界のアート界にとって年に一度の主要な出会いの場となる、またとないチャンスに恵まれています。アーティスト、ギャラリー、コレクター、キュレーター、美術機関、企業、政府機関など、日本のアートシーンを構成するあらゆる関係者がTokyo Gendaiに集い、パートナーとの協力のもと、日本の優れた可能性についてビジョンを共有します。」


Tokyo Gendai フェアディレクター 高根枝里(Eri Takane, Fair Director, Tokyo Gendai)によるコメント:
「Tokyo Gendaiは、日本のアートシーンの多様性と複雑性を称えるものです。日本には魅力的な文化があり、世界的に有名な美術館やギャラリーがあります。この様な規模のレベルのアートフェアが日本で開催されるのは数十年ぶりのことで、未来につなぐ第一歩になればと願っております。Tokyo Gendai会期中は、地域ごに魅力的なプログラムを多岐に渡って紹介しており、新たな発見を求める全ての人を心より歓迎します。」

Tokyo Gendai プリンシパルパートナー 三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長グループCEO 太田純氏からのコメント:
「Tokyo GendaiのPrincipal Partnerとして、本日オープンの日を迎えることを大変うれしく思います。多くの方々にご来場いただき、世界水準のアートに触れていただくのを楽しみにしています。」

©︎Tokyo Gendai

テーマの異なる4つのセクションから構成


『Galleries』 ギャラリーを代表する作家による、クオリティの高い展示
『Hana ‘Flower’』新人または中堅の 1~2 名のアーティストの作品を展示
『Eda ‘Branch’』著名な、または歴史的に重要なアーティスト 1 – 2名、もしくはテーマに基づく展示
『Tane ‘Seed’』デジタルメディアを中心とした展示 (NFT 、アニメーション、映画、AR、VR等)

参加ギャラリー一覧はこちらから。

©︎Tokyo Gendai

注目のプログラム


日本現代作家の作品が揃う新セクション「Tsubomi ‘Flower Bud’」

「Tsubomi ‘Flower Bud’」セクションでは、笠原美智子(石橋財団アーティゾン美術館 副館長)と山田裕理(東京都写真美術館学芸員)のキュレーションによる「life actually: the works of contemporary japanese women」展を開催。イケムラレイコ(シュウゴアーツ)、米田知子(シュウゴアーツ)、山元彩香(amanaTIGP)、杉浦邦恵(Taka Ishii Gallery)、長島有里枝(MAHO KUBOTA GALLERY)を含む、日本を代表する女性アーティストたちの作品を紹介。彼女たちは自身の経験や社会的な立場と向き合い、これまでの考え方を再考しながら、素晴らしい作品を制作している。本展では、彼女たちが個々に抱える問題やテーマが共鳴し合う新たな空間を提供し、ギャラリーの枠を超えた相乗効果を生み出すことを目指す。

片岡真実、名和晃平など日本のアートシーンを牽引するスピーカーによるトークセッション

アート関係者を招き、アートを軸に国内外における現代アートの潮流や社会情勢の現在地点など、多岐にわたるテーマをアーティスト、コレクター、キュレーターなどの異なる視点から掘り下げるトークセッションプログラムを開催。

登壇者 ※五十音順、一部の方のみ記載
・大林剛郎(大林組取締役会長、大林財団理事長)
・大巻伸嗣(美術作家)
・笠原美智子(石橋財団アーティゾン美術館 副館長)
・片岡真実(森美術館館長)
・Carol Yinghua Lu|キャロル・インホワ・ルー(美術史家/キュレーター、北京インサイドアウト美術館館長、第8回横浜トリエンナーレ アーティスティック・ディレクター)
・蔵屋美香(横浜美術館館長、横浜トリエンナーレ組織委員会事務局長)
・桑田卓郎(陶芸家)
・椿昇(現代美術家)
・永山祐子(建築家)
・名和晃平(彫刻家)
・南條史生(森美術館特別顧問、十和田市現代美術館総合アドバイザー、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐、アーツ前橋特別館長)
・山田裕理(東京都写真美術館学芸員)
・Liu Ding|リウ・ディン(アーティスト/キュレーター、第8回横浜トリエンナーレ アーティスティック・ディレクター)

彫刻家の大平龍一が Tokyo Gendai のために特別インスタレーションを制作

彫刻家の大平龍一による新作大型インスタレーション『The Circuit』を展示。Tokyo Gendai 立ち上げを記念し制作された本作は、大きなスロットカーのレーストラックを中心に、複数のオブジェや彫刻等が配置されており、その中にはフェア初日となる7月7日(金)に日本や中国で毎年行われる伝統行事「七夕」をイメージしたものも含まれる。レーストラック、電気回路、シナプス回路、そして哲学的概念におけるリゾーム(根茎)など、「サーキット」という言葉自体の様々な定義を暗示させるのみならず、日本の伝統的な美意識を喚起し、文化の多様性のあり方に一石を投じる作品だ。

国内の芸術文化財団による特別ショーケースを楽しめる「Ne ‘Root’」

「Ne ‘Root’」セクションでは、国内で様々な活動を展開する芸術文化財団とのコラボレーションにより、特別なショーケースを展開。大林財団は、都市開発や未来の都市づくりのあり方に関心を寄せるアーティスト、思想家、研究者の支援について紹介し、福武財団は、瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台に展開しているアート活動「ベネッセアートサイト直島」における取組を紹介する。吉井財団は、ライゾマティクスを主宰するアーティスト・プログラマ・DJ、真鍋大度の作品を展示。現代美術作家・杉本博司によって設立された小田原文化財団は、同財団の拠点である江之浦測候所を紹介し、タグチアートコレクションは、小中学校を対象としたデリバリー展覧会など子どもたちを対象とした事業を紹介。「Ne」セクションは、日本の芸術文化財団との連携とともに、アートと社会の結びつきを強化し、より多様で包括的な視点を提供することを目指す。

最旬アートに触れる注目のサテライトイベント

周辺エリアである国立新美術館、森美術館、アーティゾン美術館では、Tokyo Gendaiと合わせて楽しみたい、最旬アートに触れる特別展示を楽しむことができる。

・国立新美術館「蔡國強 宇宙遊 ―<原初火球>から始まる

・森美術館「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会

・アーティゾン美術館「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ

寺田倉庫ではフェア期間中に特別イベント「TENNOZ ART WEEK」開催

Tokyo Gendaiのオフィシャルフェアパートナーである寺田倉庫では、フェア期間中Tokyo Gendaiと連携し、天王洲アイルにて特別イベント「TENNOZ ART WEEK」を開催。7月7日(金)には複数のプログラムが行われ、国内最大級のギャラリー集積地TERRADA ART COMPLEXでのナイトタイム特別営業「ギャラリーナイト」や一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)主催による展覧会「CADAN:現代美術2023」などが予定されている。また、WHAT MUSEUMでは、日本屈指のアートコレクター高橋龍太郎による『高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展』、能條雅由による公開制作:能條雅由 「うつろいに身をゆだねて」の2つの企画展示とともに、特別ガイドツアーや夜間特別営業が行われる。

観光庁とともにつくりあげる国際的なアートフェア

Tokyo Gendaiは、新規性が高く特別な体験コンテンツの創出等を支援する「観光再始動事業」の採択事業として観光庁から助成を受け、横浜 三溪園、BankArt Station + KAIKO、小田原文化財団 江之浦測候所など、日本各地の文化の薫り高い場所を訪れ、特別な体験を提供するVIPプログラムを企画。本取組を第一歩とし、東京現代は観光庁との協力体制の下、世界のアートコミュニティを日本に迎え入れながら、日本各地における文化観光振興発展に寄与していくそう。このパートナーシップを通して、日本のアート・エコシステムの活性化のみならず、日本が世界トップクラスのアート・デスティネーションとなるための様々な取組を共に手がける計画だ。

©︎Tokyo Gendai


Tokyo Gendaiについて


2023年より日本で開催される新たな国際的なアートフェア、Tokyo Gendai。アートとデザインが出会う東京で、美術品の売買だけでなく、アートと知性の行き交う場所で異文化を体験できる、エキサイティングな舞台を提供します。Tokyo Gendaiは、国際的に評価の高いコンテンポラリーアーティストによる作品を、キュレイターが選びぬいてご紹介する世界水準のイベントになります。展示だけでなく、展覧会や美術館のオープニング、スタジオ訪問、文化体験など様々なVIPプログラムも用意され、東京でしか味わえないアート体験を実現します。

Tokyo Gendai

 会期:2023年7月7日(金)~7月9日(日)*7月6日(木)はVIPプレビュー
 会場:横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)
    〒220-0012神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
 主催:The Art Assembly(ジ・アート・アセンブリー)


プリンシパルパートナー:株式会社三井住友フィナンシャルグループ

The Art Assembly


「The Art Assembly」は、アートフェアの主催者として世界の第一線で活躍するサンディ・アンガス(Sandy Angus)、ティム・エッチェルズ(Tim Etchells)、そしてマグナス・レンフリューによる取り組みです。とりわけ、アジア太平洋地域において主要な国際アートフェアを実施しています。「Tokyo Gendai」は、「India Art Fair」(インド)、「台北當代(TAIPEI DANGDAI)」(台湾)、「Sydney Contemporary」(オーストラリア)、「PHOTOFAIRS Shanghai」(中国)、「ART SG」(シンガポール)に次ぐ、アジア太平洋地域における6つ目の主要な国際アートフェアとなります。

「The Art Assembly」によるアートフェアは、開催地のみならず世界規模で美術関係者が集う重要な機会を創出し、クリエイティブ、そして商業的な交流の場となっています。どのアートフェアでも、開催地のマーケットを深く理解した上で、それぞれのフェアが独自性を発揮できるように計画されています。「The Art Assembly」が目指すのは、イノベーションの推進、コンテンポラリーアートとの関わりを深めること、異文化間のコミュニケーションを促進することです。この目標を達成するために、グループ内での連携を強化し、知識やリソースを共有しています。ここ数十年にわたる経験、専門知識、そして広範囲に及ぶグローバルネットワークやアセット、傘下のアートフェアにて、ギャラリーとオーディエンスを結びつける役割を担っています。