「最高のカメラを手に入れ、フィルムロールを選び、遠くへと足を運んでシャッターを切る。それならば、撮った後の工程にも同じようにこだわるべきなんじゃないか」
スペイン・バレンシアに位置するカルメンチータ・フィルムラボの共同創業者、Albertはそう語ってくれた。カルメンチータは現像・スキャン・レタッチまでを引き受ける欧州でも有数のラボであり、そのクオリティから数多くのファンを抱えている。
スペイン三番目の都市でありながらも英語もなかなか通じない、まだまだ国際都市とは言い難いこの場所で、これまで広告などは一切打たずにほぼ口コミで顧客を獲得しているという。そこまでに彼らが人を引きつける魅力とは何なのか。そのヒントを探りにバレンシアを訪れた。
カルメンチータを知らない読者のために、ラボのことについて教えてください。
カルメンチータは2013年にはじまった。最初はとても狭い場所で、バレンシア郊外の小さな村。1,000人しか住んでいないようなところでね。オレンジ畑しかなかったんだ。ぼくたちのミッションは欧州のフォトグラファーにアメリカのラボと同じようなクオリティのフィルム写真を届けること。
ぼくもフォトグラファーだし、共同創業者のMiguelもフォトグラファー。2013年のとき、僕ら欧州のフィルムフォトグラファーはいつもみんな同じ問題を抱えていた。欧州には、当時、クオリティの良いフィルムラボがほとんど無かったんだ。だから求めるフィルムルックを手に入れるためにはアメリカまで送らなきゃいけなかった。送料とかを考えるととても高くてね。
それで、自分たちでやろうと。
そう。最初は3人だけでとても大変だったよ。みんな他の仕事と掛け持ち。そこからFacebookで少しずつ知られていって、それを知った人たちがフィルムロールを送ってくれるようになった。それが2年目に一気に成長したんだ。だから機材も場所ももっと必要になって、このバレンシアの中心地に移動することにした。
そのときはここの「半分だけ」だったんだけどね(笑)それから2017年には30人まで増えて。人が多すぎてスペースがなかったからもう半分を増築したんだよ。このラインが見えるだろ?それが完成したのが2018年の夏。今はフィルムの流行も少し落ち着いて需要も若干減ってきたから、オフィスの空いているスペースがあるんだけどね。
どうやって顧客を獲得していきましたか?
1年目はまったく予想ができなくて手探り。でも、自分たちがいい仕事をすればそれがショーケースになると信じてやっていた。そのころはFacebookが全盛でね。写真家たちのグループが活発に動いてた。そこで知られはじめてからどんどん仕事が来たね。でもそこから変わって、いまではオフラインが一番強くなってる。数年前に顧客調査のアンケートをしたんだけど、54%以上の利用者が口コミきっかけで、インターネットの検索は約12%、FBやInstagramは約14%だった。
これだけInstagramで写真が盛り上がっているいま、口コミのほうが圧倒的に強いということですね。
だからぼくたちはネット上の大きなメディアを目指していないんだ。アナログなコミュニティをつくることに集中している。とても難しいけどね。
広告も出したことがないし、すべてをオーガニックでやっていこうと思っている。唯一やるのは、新しい若手のプロジェクトや雑誌、コミュニティが生まれた時にファンドしたりしすることぐらいかな。
それは素晴らしいですね。アルベルト自身についても聞いていきたいんですが、もともと写真には興味がありましたか?
うーん、あるといえばある、ないといえばない。かな(笑)もともとはコンピュータサイエンスにハマってて、大学での専攻もテレコミュニケーションだったんだ。イメージ&サウンド学科だった。イメージといっても当時興味があったのはビデオゲームとか映画とか。大学時代はギターにもハマっていたから、イメージ&サウンドはぼくにとってパーフェクトな分野だと思っていたんだけど。
それで大学にいってみると、音楽よりビジュアルメイキングの方にハマっていって。ビジュアルメイキングをやろうと思ったけど、お金はなかったから映像とかは難しくて。それで、たまたま父親もお爺ちゃんもカメラ好きだったから、家にあったアナログカメラを使い倒してたんだ。その1年半後くらいに、父親に自分のカメラが欲しいって頼んで、Canon EOS500d(日本のEos kissシリーズ)を買ってもらった。その後、交換留学にフィンランドにいた間もそのカメラたくさん写真を撮ってきたんだけど、なぜか、フィルムで撮っていた時のほうが好きだったと直感的に感じたんだ。
そこからフィルム写真に。
特にフィルムのテクニカルパート、現像・スキャン・プリントに興味があったんだよね。そんな時に大学を出て就職しようとなったんだけど、スペインには全く仕事がなかった。スペイン経済危機の真っ只中でね。エンジニアの仕事をしても、安月給の仕事しかない。どうせ安月給なら好きな写真の仕事をしようと思って、写真の勉強を真剣にはじめたんだ。それで独学やワークショップで勉強していた時に、アメリカの『Film is not deadワークショップ』の存在を知った。
Jon Canlasのワークショップで、ハワイでの4日間のものだった。でもアメリカにいったことがなかったし、お金もないからいけるかなあって思ったんだけど。Facebookで彼が「2つだけワークショップに空きがある。来たい人は15字以内で、”自分が行かなければいけない理由”を送ってください」とポストしていたんだ。
それでぼくは、「Because life is not made of 1’s and 0’s (人の命はプログラムでつくれないものだから)」と彼にメッセージを送った。そしたらその言葉を彼は気に入ってくれて、奨学金にもらってアメリカに行くことになった。それ以来、彼とはずっといい友達だよ。
そんなこともあって、今はエンジニアではなく写真の道を進んでいる。でも面白いことに、少しずつエンジニアサイドにも戻ってきているんだ。だってラボの仕事は必ずしもアーティスティックではないだろ?もちろん編集段階でアーティスティックな表現はあるけど、15人以上のスタッフを回していく仕事はプランが大事だったり、教育しなければいけなかったり、難しいものだよ。
エンジニアリングで勉強したことが活きている
そうだね、いまやり直せるとしても同じ道を選ぶよ。右脳左脳でバランスよく、アートとロジカルを学べたことが今、人の上に立つなかで、すごく役に立っているんだ。ワークショップの後は一旦バルセロナに戻ってエプソンで働いてアメリカへの資金を貯めて、Jon Canlasのもとで働くためにアメリカのユタへ行った。3ヶ月ほどユタにいて、その後、彼のワークショップを手伝いにシカゴやバンクーバーも行った。
その後スペインへ帰ってから、ミゲルと出逢ったんだ。彼はラボをはじめたくて、機械も持っていた。ぼくもそういう経験をしてきたし、アメリカとのやりとりを分かっていたから、いいパートナーになれるよってね。Se juntó el hambre con las ganas de comer(「一緒にお腹が空いて、一緒に食べる」というスペイン語。完璧な2人の仲間の意)っていうんだけど、まさにタイミングもよかったんだ。
彼はプロジェクトを立ち上げる力があって、ぼくはどちらかというとプロジェクトをインターナショナルに推し進める役割。違うからこその良さがあるね。
そのころの欧州と米国の違いとは?
大きな違いは、米国では欧米より写真が重要視され続けてきたこと。家族写真、卒業写真、ウエディングとか全部ね。明るい陽がある国だから写真のスタイルもそう。だからコンタックスのF2の80mmレンズの描写なんかは完璧なんだ。
一方でヨーロッパのウエディングはいつも室内だった。今でこそ変わりつつあるけど、人々はそんなにカメラに慣れていなかった。あまりカメラの前が好きな人は多くないように感じるね。
だからこそ。アメリカの技術を持ち帰って、知識を持ち帰ってヨーロッパのスタイルに馴染むようにしたかった。そして僕たちが思うのは、写真編集の仕事はまた写真撮影とは別のプロフェッショナルが必要なんじゃないかってこと。写真家の仕事って、クライアントとのやりとり、モデルとのコミュニケーション、照明、スカウトロケーションがあるけど、僕らはプロとして、スキャンと編集を必要としてくれる人がいると思ってる。フィルムフォトグラファーの最高のパートナーでありたいと思ってるんだ。
フィルム写真を使う人たちにとって、それほど心強い存在はありませんね。働いている人たちも全員、フォトグラファーと聞きました。
そうだね、現像・スキャン・プリントをしているすべてのスタッフがね。彼らは趣味としてもフィルム写真を撮り続けているよ。これは僕の考えだけど、ネガフィルムに関わるものはみんなフォトグラファーであり続けなければいけないと思っているんだ。
入ってくるフォトグラファーたちのスキルや経験はまちまちだと思うのですが、どうスタッフを教育してきましたか?
いい質問だね(笑)みんな、普通はスキャンの仕方さえ知らないんだよ。いまは学校でも教えてないくらいだから。いきなりやらせることはしないけど、普段から見て勉強させてすべてのプロセスを頭に入れておく。現像、スキャン、編集を順に勉強させていくんだ。
まず、社内のトレーニング用資料を読み込んでもらってそれぞれのフィルム、カメラの特性も徹底的に頭に入れる。その後は実戦演習だね。実戦演習は現像、スキャン、編集をそれぞれ1週間とか、チーフの下に付いて実践生ながら学んでいくんだ。最後にコンピュータを使ってクライアントとの仕事を進めていく。1ヶ月は教育係をつけてね。任せられそうになってきたら、オーダーがたくさんあって人手が足りない時に彼らにも任せてみてるんだ。その後、やっとフルタイムスタッフになれるんだけど、それまで1年ほどかかるね。
大きな投資の期間ですね。
そう。今年からインターンの募集をはじめて、そしたら一気に5人来たんだ。あとは交換留学生を2人いる。時にはその中から雇うこともあるんだ。
ポジションは変更していくんですか?
基本的には全員がすべてのポジションをできるようにしているんだけど、これまでは比較的ポジションが固まってた。この冬からはローテーション制にしようと思っているんだ。流れ作業にするまでは、クライアント単位で1人が全部やるっていう感じだったからかなり時間がかかったんだけど、流れ作業の形にしてからクオリティも上がったし、スピードも上がった。チームワークができたって感じだね。
ラボを運営するにあたってこだわっていることはありますか?
とにかく、ヘルプヘルプ。クライアントのフィードバックをちゃんと聞いて、丁寧に対応する。フォトグラファー達の味方であり続けること。とことんやらないと、この時代にフィルムラボは生き続けられないよ。
1人1人の好みを予めヒアリングしてデータ管理。その後もメールでのフィードバックに対応して、理想のルックを作り上げていく。
レファレンスを送れば、それに限りなく近く仕上げてもらえる他、そのルックを実現するための撮影環境までアドバイスしてくれるというのだから、フォトグラファーにとってこれほど頼れる味方はないだろう。
ちょっと話は変わるけど、アルベルトさんが主宰されているTraveling lightについても聞きたいのですが。
Traveling lightは2017年にはじまったんだ。オーガニックなコミュニティをつくって行きたかったから、これまでオンラインで繋がっていた人たちもオフラインに集めたかった。ワークショップやカンファレンスにはよく行っていたんだけど、いつもデジタル写真のもので。アナログに関連するものはなかったんだ。だから、自分でやろうと思ったんだ。そしてフィルムフォトグラファーはたくさん知っていたから、みんなを集めたかった。スペイン国外からも呼んでね。アメリカ、東欧とかからも呼んで、日本からも呼びたかった。
それが写真家・濱田英明さんとのはじめての出逢い?
そうだね。オンライン上では繋がっていたんだけど。以前、彼がTwitterで僕らのことをつぶやいてくれて、御礼のメールを送ったことがあって、そのカンファレンスで遂に会えたんだよ。カンファレンスはとても良いものになったよ。まだ運営上の改善点はあるけど、とても雰囲気がよくて。次の年は、濱田さんの紹介で横浪修さんを呼ぶことができた。今年は時間も予算もなくてできなかったけどね。いつか日本でできたらいいなと思ってるんだよね。
日本が大好きと聞きました。
そうなんだ!遂に今年、日本に行くことができた。このラボをはじめてから6年越しの休みでね。その休みを一番有効に使いたくて、考えたんだけど、この2-3年で一番影響を受けたひとは誰かと考えた時に、濱田さんと横浪さんだったんだ。だから日本へ行くことに決めた。濱田さんが彼の友達をみんな紹介してくれたのがとても嬉しかった。彼らの視点は僕たちと180度違っていて。まず、僕らは日本のカルチャーを全然知らないからすべてに目が鱗で。
でも逆にぼくの視点は彼らにとっても新鮮だったみたいで。日本と欧州はお互いギブ&テイクできるいい関係にあると思うんだ。
日本の写真という環境において特有だなと思うのはどんなところですか?
日本の紙文化の強さだね。鎖国の影響もあるのかもしれないけど、アートに対する感覚もかなり違うのかなって思う。たとえば、日本人は写真プリントを飾りとして買うことは少ないよね。代わりに本をめちゃくちゃ買う。それはとてもいいことだと思う。東京には展示がたくさんあってそれを通じて写真や人と出逢える。そういう文化って実はあまりスペインには無いんだ。
だからスペインでも紙媒体、特にフォトブックの制作環境を良くしていけたらなって思ってるよ。写真のために何ができるかって考えてる。せっかくみんながこだわっていい写真を撮っているのに、その写真がモニター上で完結してしまうことはとても勿体ないことだと思うんだ。
逆にバレンシアのいいところは?
ぼくはバルセロナ出身で、パートナーのミゲルはマドリッド出身。でもミゲルはバレンシアの奥さんがいて、今は二人の娘と暮らしてる。最初は彼の家ではじめるってことで1週間だけ、試しにぼくもバレンシアに来てやってみたんだ。正直バルセロナとか大きい街でやったほうがいいのかなとも思ったけど、彼には生まれたばかりの娘がいたし、僕も特に行き場もなかったし、クライアントとのやりとりもオンラインで完結してたから、家賃も安いバレンシアでやろうって思ったんだ。その後、成長していく過程でバルセロナに移ろうかと考えた時もあったけど、バレンシアの気候、人脈と、コストの安さを考えると現段階では理想的な場所じゃないかなって思ったんだよね。
空港もあるんですよね!
そうそう。20分で行けるんだよ!東京は成田空港まで行くのも一苦労だからね(笑)でも東京のエナジーが大好きなんだ。
Albertにとって、価値のある写真とは?
僕たちは、時を刻むために写真を撮っていると思うんだ。でもデジタル写真のようにあまりに簡単に描けると、すぐ忘れてしまうものだろう?なんでも、書留めないで、「写真撮っとこう」ってスマホでね。でも、僕たちが写真を撮るのって永遠にその一瞬しかない時を残したいからなんだよね。だから写真の価値っていうのは撮ったその時だけじゃなく、見返した時だと思うんだ。
良い写真家は被写体と何らかの部分で繋がれる人。それは見えないものでもね。そもそも写真が生まれた時の話が参考になると思うんだけど、写真が生まれて、写実主義の絵の価値がなくなった。その時、画家たちは自分たちの仕事がなくなったと思ったんだよ。でもそうじゃなかった。写真が生まれたことで、印象派の絵の価値がさらに高まったんだよ。
写真も同じだと思っていて、誰もが簡単に写真を撮れる今の時代だからこそ、他の人が気づかないもの、感覚を捉えることで価値をつくれる。それができるのが良いフォトグラファーだと思うね。
日本人の視点は面白いと思うよ、すべてがとても細かいんだ。言葉を書くにしてもそうだろ?漢字があって、ひらがなもかたかなもある。オノマトペもあるから、細かく感情を表現することに長けていると思うよ。
さっき、濱田さんの写真を見て懐かしい気持ちになると言っていて、面白いなと思ったんですが。私たちが母国語の俳句を聞いて、文字以上の多くの感情が引き起こされるように、日本で育ったどこかの記憶と繋ぎあわせて、写真を見たときに「懐かしさを感じるのかな」と思ったりもしていました。
でも日本人以外でも感じる懐かしさってどんなものなんだろうって。是枝監督の映画なんかでも日本の家族風景を見て「これはまさにぼくのウチだ!とよく記者から言われる」という話を思い出しました。
それが面白いところだよね。濱田さんの写真からは人間味が溢れているんだ。そして彼自身がとても人間らしい人なんだと気づいた。たとえば、彼が写真を撮る時に距離感の話をしてくれた時はほんとに目から鱗だったよ。1歩下がるとかね!アメリカは真逆だろ?1歩下がらずに1歩前へ前へいく。
その感性が、僕にとってはとても刺激的だったんだ。
最後に、これからのAlbertさんが目指したい目標があれば教えてください。
次の目標としては、各地に僕たちのネットワークをつくること。アップルストアのようにね。自分の街の近くに簡単にドロップオフできて、クオリティも信頼できるものをね。最近ではモスクワのLabとのコラボも考えていて。日本にはフィルムをたくさん使っているのに、いいラボがあんまりないと聞いた時には驚いた。だから東京の近くに店をオープンしたいなとも思ってるんだけど。いつかの夢だね。
現在、カルメンチータ・フィルムラボでは日本からの依頼も受け付けている。近年の税制緩和によりこれまでより送りやすくなっているとのことだ。理想のルックに近づけるための必要な要素を丁寧にフィードバックで受けれるだけでも、大きな価値があるがあるのではないだろうか。
興味のある方は以下を参考にフィルムを送ってみてはどうだろう。
左欄
1. 個人情報、企業VATナンバー(EUにおいて付加価値税処理のために企業に与えられる個別番号)があれば記入。
2. 現像後のネガをどうするか、チェックマークを記入
□ Keep them, I’ll be sending you more stuff soon (フィルムを保管しておいて欲しい。他にも現像依頼がありそうなので、後でまとめて回収するかも)
□ Send them to me right after scanning(このフィルムをスキャンが終わり次第、すぐに送り返して欲しい)
□ You can throw them away(フィルムは捨ててしまって大丈夫)
3. コメント欄には細かい要望を英語で書き込む。
右欄
1. 右上は、ラボの使用欄なので空欄に。
2. Film typeを記入
カラー→C41
白黒→BW
リバーサル→E6 のいずれかを記入。
3. Formatは撮影フォーマットの35/120/220のいずれかを記入。
4. Quantityは同じFilm type・Formatに対するフィルムロールの数を記入。
5. 希望のスキャンサイズは左欄の「How to choose scan sice」を参考に記入。
6. Pushは露出オーバーかアンダーでのスキャンの好みがあれば+1, 2, 3、-!, -2, -3などで記入。
7. Scannerは Best according to your experience (おまかせ)か、Frontier、Noritsuのいずれかを選択。
(カルメンチータ では、モノクロは主にNoristu。その他はニーズに応じての判断になるという)
8. Rush FEEは、一日仕上げ(+10€/ロール単位)、二日(+6€/ロール単位)、三日(+3€/ロール単位)と選択が可能
9. PRINTSでは、Proof Prints(校正刷り)とContact Sheetが必要であれば選択。
10. EXTRASでは以下の希望があれば選択。
□ Backup→4年間、スキャンデータを保存(+0.25€/ロール単位)
□ Tiffファイルでの納品(+5€/ロール単位)
□ 35mm Black Edge→Frontierのスキャナーを選択された場合のみ、フィルムストライプの入ったスキャンデータを提供(無料)
11. Scan preferencesでは写真の仕上がりの好みがあればチェックマーク
□ No special preference(特になし)
□ I will upload some references
(参考写真を送るのでその感じで。*オーダー後の確認メールでアップ)
□ You already know my preferences :)(もう何回かお願いしてるので、同じような感じでお願い)
<フィルム送付の際の梱包>
1.ジップロックなど、湿気などに影響受けないプラスチック製の袋にいれる。
2.フィルムがダメージを受けないようにプチプチ(気泡緩衝材)で守るのがオススメ。もしくは新聞紙などで守り、できるだけフィルムへのダメージを回避する。
3.オーダーフォームと一緒にボックスに入れる。
仕上がり工数はフィルムロールの数によっても変わってくる。追加費用を払えば速く仕上げてもらうことも可能。
値段、工数に関してはこちらを参考に。
最後に、送る際には追跡番号をつけることを強くオススメするとのこと。カルメンチータが提携しているFedexのサービスを使用する手もある。
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TAKANOBU WATANABE
デンマーク在住・映像作家
東京で出版社に勤務した後、映像作家に転身。2018年よりデンマークを拠点に移す。
オンラインマーケターとしての仕事をする傍ら、ドキュメンタリーをメインとした制作活動を行っている。