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ART & DESIGN

古風でありながら新しい、「人間」に由来する服:BEAUGAN インタビュー

An interview with BEAUGAN: Unearthing the humanity in fashion

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Photography: Tatsuki Nakata

ボーガン(BEAUGAN)は、とても親しみやすいものの、ひとくくりにはできない姿勢とエネルギーを備えたブランドだ。東京に拠点を置くオーストラリア生まれのクリス・D・ハンシー氏が創設し、(公私共に)パートナーとする岡村美子氏と共同で経営するボーガンは、国内外に熱狂的なファンを持つだけではない。誕生して間もないブランドにも関わらず、時代を超えて愛され、エシカルで環境にもやさしく、芸術性にあふれる本物のファッションを創造する上で何ができるかという点で、人々の認識を変えたブランドでもある。

ボーガンの洋服は、自然界のように、常に流動し続けている。伝統的な製法を用いることで過去を踏襲すると同時に、ひとつひとつの洋服を生み出すたびに進化し、変わり続けている。

ボーガンの洋服がどのようなものかを説明するには、クリス氏の言葉が最も相応しいだろう。クリス氏は、「私の思い描くイメージは、洋服を発掘し、決して風化させないようにする考古学者に近いと思います。その洋服は、実際に古風でありながら、新しく、現代的でもあります」と言う。

2人の作品は、量販店によるファストファッションが主流の業界にとって、待ちに待った新たな風だ。彼らはその作品について、慎重かつ冷静に熟考を重ねている。今回は、東京の自宅にある工房でこの2人に取材を行い、ファッションや自然、デザイン、人間について、そしてそれらの関連性について、話を聞いた。

最新のコレクションは、かつて存在した超大陸の名をとって、「ゴンドワナの嘆き(Gondwana’s Lament)」というタイトルがつけられていますが、そのタイトルを選んだ理由を、詳しく教えてもらえますか?

クリス:「ゴンドワナ」とは、先史時代、南半球にあったと存在が仮定されている超大陸で、現在の南アメリカ、アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリア、南極大陸に広がる巨大な大陸です。この「超巨大大陸」が、地殻プレートの変動により崩壊したことで、遙か昔に存在した無数の植物相、動物相が移動し、地球全域に散らばることになりました。これにより、それぞれが異なる場所で、独自の種を進化させ、様々な形態の生物が生まれることになったのです。

私は政治的な「国家」の形成よりも、部族、氏族、親族の形成に関心を寄せています。そしてアイデンティティという点では、「出身地」の重要性はかなり低くなりつつあり、何を選んでアイデンティティとするかが重要になっていると思います。アイデンティティとは、あらかじめ定義されたものというよりも、もっと自由であり、自分で選ぶものになってきているということです。

クリスさんはオーストラリア出身、美子さんは日本出身ですよね。ボーガンというとても美しいブランドは、オーガニックな要素が強く、伝統的とも言える雰囲気がありますが、ある特定の文化に起源を持っていないとすると、ブランドの起源は「どこ」にあると言えばいいのでしょうか?

クリス:私たちは長年にわたり遺伝学を勉強する中で、遺伝学的に見ると、いわゆる「人種」の中には、実際に人種を掛け合わせた数以上のバリエーションがあるということを学んできました。例えばアフリカの中だけでも、ヨーロッパ、アメリカ、アジアをすべて掛け合わせた以上のバリエーションが遺伝子に見つかっています。人間を人種で定義するというのは、馬鹿げた発想です。

ボーガンの洋服も、これと同じ考えです。私は作品の起源を、画一的でありきたりなひとつの起源に絞りたくありません。全世界から選んだ起源が、ボーガンの起源です。私にとって「場所」や「時代」は、真の核となる個性やストーリー、つまり洋服を着る人物ほど重要ではありません。つまり、ボーガンがどこを起源としていても、重要なのは「人間」という場所に由来するということです。

美子:ブランドの起源となる「場所」を、位置的な場所としては簡単に定義することはできません。クリストファーも私も、たったひとつの文化をバックグラウンドとしていませんし、2人ともそのようなパラメータで世界を定義するということに関心がないからです。ボーガンは様々な経験や、様々な文化に由来する「人間」ひとりひとりの相互作用が関わりあうところから生まれたと思います。

自宅で染物に挑戦されていますが、その中で学んだことはありますか?

クリス:私たちは、天然染めの達人と呼ばれるある職人と仕事をしてきました。その職人は、代々受け継がれてきた伝統を踏襲しています。それが1300年の歴史を持つ、泥染めと呼ばれる手染めの技術です。手染めの世界に魅了され、夢中になったのは、この職人と仕事をするようになってからです。現代のような科学的思考が確立する前の時代に、昔の人々が発見してきたものの多さといったら、信じられないほどです。

美子:天然染めは、自然の中から集められた材料を使い、植物や虫などが持つ色素と、触媒である金属元素が、化学反応を起こすことで繊維に色が定着し、染色します。泥染の場合、泥の中に含まれる豊富な鉄分が、触媒となります。

最終的に得られる色は、植物の種類だけでなく、その植物を採取した場所によっても違ってきます。例えば桜の木は、触媒を加えると、鮮やかなピンクや、淡いピンクの染料として使えます。しかし桜の木は4月の開花時に「発色力」を使い切ってしまっているため、6月に採取すると、ピンク色の染料に仕上げることはできません。要は、どんな色素を、いつ含んでいるかは、季節によって、場所によって変わる。まるで人間と同じで、人間がコントロールできない、ありのままの自然が反映されることが面白いと思いました。または、その気まぐれさえ知れば、うまく付き合っていけるというところが、人間ぽくって好きです。

この手法を続けていきたいと考えていますか?また、染物にDIYのような手法を用いることの利点を教えてください。

クリス:そこには無限の可能性があります!その面白さの中でも特に注目してほしいのが、シンプルな茶色やピンク、黄色、カーキといった基本的な色を、様々な国や、郊外のガーデンから抽出できることも多いという点です。例えば花、茶葉、コーヒー、スパイスが使えます。そこにDIYの要素があるんです!私たちはまず、家庭でできる独自の染め方を開発すべく、植物の根や木の実、花の茎を輸入し、それを使って実験をしました。そして小さなものなら自宅で染色できるようになりました。これはまさに、いつかどこかの段階でやりたいと思っていたことでもあります。

天然染めのいいところはシンプルに、オーガニックであること、毒性のないことです。皮膚は人間の体の中で最も大きな器官ですが、その皮膚に、私たちはジャンクな栄養を与えています。化学物質を使った生地を身に着けていることに潜む害について、そろそろ真剣に考えなければなりません!ポリエステル、レーヨン、アクリル、ナイロンといった繊維や、黄ばみ、しわ、色落ちを予防する生地などを作る時には、石油、プラスチック、重金属など毒性のある物質や、腐食性、発がん性の化学物質など、有害な素材が使われています。合成物質は、生産コストの面では安くつくかもしれませんが、それで節約できたお金は、健康と同じくらい大切なのでしょうか?

天然由来の生地を使った天然染めは、環境にも優しいです。この工程で排出される炭素の量はほぼゼロですし、ほとんどすべてを人の手で、自然の中で見つけた材料を使って行っています。また、天然染めには、ビジュアル面での利点もあります。それがバリエーションです。自然と同じく、同じ色、同じ風合いの洋服は2つと存在せず、どの服も生まれながらにユニークで、特別です。人間と同じですよね!

Photography: Tatsuki Nakata

では、工房についてもう少し詳しくお話いただけますか?

クリス:現在、私たちの「工房」は、私たちのアパートの中にあります。私たちは、中央にあるひとつのテーブルで、一緒に食事し、作業をしています。木材を大きくカットしたV字型の広いテーブルなので、嬉しいことに、東京近郊の小さなアパートにいるだけなのに、いくらか自然の雰囲気を感じることができます。

美子:工房には植物が数種類と、ペット(亀3匹と魚数匹)がいます。そしてマスクや民芸品など、クリストファーが世界中から見つけてきて、収集した大量のコレクションがあります。時々、夜中にマスクを見てぎょっとすることがあるのですが(笑)東京の中心にあるということを考えれば、私は本当に、このスペースが大好きです。

ファストファッションが流行する中、ボーガンのコンセプトである時間をかけ、手間をかけて作られたアイテムは、どのように受け入れられてきましたか?

クリス:「主流派」との闘いという点では、善戦していると思います。日本には、鯉にまつわる(中国由来の)逸話があります。鯉が泳いで滝を登り切れば、竜になるというものです。他の誰もが行っていることに反発しようとする時には、忍耐と決意が重要だと教えてくれる逸話です。独自の道を切り開き、不利な戦いにも挑んでいくことが大切だと思っています。

単にそうする必要があったというだけでなく、私は他の方法を知らないのです。ボーガンの洋服が、皆さんにとって素晴らしい洋服となるように、そして厳選した生地に魂を込め、織物の真の美を表現するために、懸命に取り組んでいます。

美子:ボーガンを立ち上げてまだ間もないですが、私たちを支持してくれる人が増え始めているのと同時に、服の選び方に関する皆さんの意識が高まってきていると思っています。例えば、服は、内面をも外面から表現する、避けられない記号であるというのを、私たちの周りの人は気づき出していると思います。また、本能的に着ていて気持ちがいいかどうか。そして、自らの核となる信念、姿勢を確立している人は、服を選ぶときに、それらを考えて選んでいます。流行だから着るのではなく。作り手によって着る人について考え込まれた、人と一緒に歳をとっていく、体にとって気持ちのいい服は、ファストファッションでは得られないもの。BEAUGANはその良さを知った人たちに支えられていると思います。

クリスさんは以前の取材で、近くに海が必要だと言っていましたが、海に魅了される理由と、仕事への影響があれば教えてください。

クリス:子供の頃は、ラッキーなことに海の近くで暮らせました。上手くいかないことがあればいつでも、「家出」して海に向かい、砂山の上にただ座って、果てしない地平線を眺めることができました。そうしながら、「大丈夫、どのような問題があっても、今だけのものだ…永遠に続くわけじゃない」と、ひとりで考えていました。未来と可能性は、目の前に広がる海のように広大で、計り知れないものです。

海辺というのは、哲学的な、一種のパワースポットです。海の自然とピュアなエネルギーが、私たちのデザインする洋服で表現できていれば嬉しいですね。私は洋服を使って、このような平和なひととき、静けさや自由と、「自然に任せる」というシンプルな発想を再現したいです。洋服をデザインする時には、この感覚をすべて満たしたいと、真剣に考えています。洋服を着た人に、本能のレベルで、心から満足してもらうということがとても重要です。

もし明日、東京から引っ越すとしたら、どこに引っ越したいですか?理由もあわせてお聞かせください。

美子:緑が多く、自然が豊かで、生き物もたくさんいて、木々、川、海に囲まれた場所へ引っ越したいですね。和歌山県か、奄美大島あたりでしょうか。私たちが変わらなくても、自然が絶えず変わり続けてくれる。だから、東京では感じることができない、自然に教えてもらえることがたくさんあると思うんです。移りゆく自然の一コマをキャプチャしていくだけでも、BEAUGANの世界観に通じるところを見つけていけると思っています。

クリス:私たちの今の夢は、和歌山県の白浜に引っ越すことです。美子と付き合って初めて都外に出かけたデートで、白浜に行きました。ちょうど私が白砂のビーチを恋しいと思っていた時で、美子が、日本で白砂だけのビーチがあるところだからといって、白浜を提案してくれたのです。初めてそこを訪れた時、その場所との強い繋がりを感じ、すっかり魅了されました。

東京の自宅に帰ってすぐ、その場所のことをもっと知りたいと思い、その場所について調べることにしました。そしてグーグルマップでその場所を見つけた時、ビーチが珍しい形をしていることに気付きました。それは本来の形のようには見えず、人工的に作られた形ではないかと私は思っています。

白浜ビーチは、日本ではその白砂のおかげでとても人気があるようで、大きな観光需要に応えるべく、海岸線に高級リゾートホテルが次々と建てられるようになりました。その建設工事が海岸を荒らした結果、人気を集めていた白砂が、潮流に流されてしまうことになったのです!

そこで白浜では、ビーチを守り、もとの白い砂浜を保つために、砂を輸入することにしました。白砂はとても貴重なものとなったので、冬の間に白砂を守り、保管するため、毎年夏が終わると、作業員が軽トラックでやって来て、大きな黒い防水袋に白砂を詰め、山の上に運びます。

1989年以降、白浜ビーチに海外から輸入されている砂浜は、オーストラリア西部にある私の故郷、パースの砂なのです。(1989年は美子さんが生まれた年でもあります)

2018年とそれ以降のプランは?

美子:何らかの形で、「ポップアップ」ストアを出してみたいです。(「ポップアップショップ」というと、安っぽい広告戦略のように聞こえてしまいますが)それよりは移動型、巡業型の店舗と言ったらいいでしょうか。その方がいい感じに聞こえますよね?

あと、海外でショーをしたいと思っています。日本のバイヤーは東京のコレクションを見るためにも、日本人デザイナーの作品を買うのにだって東京ではなく、もっぱらパリに行くのです!だから考えるまでもなく、パリでショーをした方が効率的と言えます。

クリス:皆さんが私たちの洋服を着た時に、自分の肌にぴったりと馴染むように感じ、個性を自由に発揮できている様子を見ると、言いようのない充足感が得られます。花が開く瞬間を見ているような心地です。美しいガーデンを作り続けられるように、一流のお客様に長く支持されたい。将来的には、「花の香りと果物の味を楽しみ、ハエトリソウの世話をし、サボテンの形を整えながら」、自分のガーデンで過ごしたい。それが私の夢です。

ボーガンの次回のコレクションに関する情報は、こちら http://beaugan.com/でご覧いただけます。

BEAUGAN
Instagram @_beaugan_

Lucy Dayman | ルーシー・デイマン

オーストラリア生まれ。2016年、オーストラリア・メルボルンでのカルチャー・音楽雑誌の編集の仕事を辞め、日本で旅をしながら仕事を始める。フリーランスライターとしての仕事と旅の傍ら、フィルム写真を撮影している。
Instagram: @lucy.dayman.
HP: lucydayman.com

BEAUGAN is a label with an attitude and an energy that’s both so unclassifiable yet so familiar. Founded by Australian born, Tokyo based Chris D. Hancy and now co-run with partner (in business and in the personal realm) Miko Okamura, BEAUGAN has not only garnered a cult-interest here and internationally but has already in its short lifetime realigned the public’s perceptions of what’s possible in terms of creating timeless, ethically sustainable, and artistically authentic fashion.

Like the natural world, BEAUGAN’s garments are in a constant state of flux, both rooted in the past through their traditional techniques of production, but constantly evolving and morphing with each wear.

In terms of encapsulating what BEAUGAN’s clothes look like, Chris puts is best saying “the image I have in my head is like an archaeologist that digs up these garments and cannot date them, they look really old but also freshly modern.”

The pair are deeply thoughtful and philosophical about their craft, which in a world dominated by fast retail fashion is a much needed breath of fresh air. We caught up with their pair in their Tokyo home studio to chat fashion, nature, design, humanity and everything in between.

Your recent collection is called Gondwana’s Lament a reference to the supercontinent that once existed. Can you tell us more about why you chose that title?

Chris: Gondwana is the name given to the theoretical prehistoric, southern supercontinent, comprising the land-masses of modern-day South America, Africa, India, South East Asia, Australia and Antarctica. Movement of the tectonic plates broke up this ‘mega-continent’ and displaced countless arrays of ancient flora and fauna, dispersing them across the planet. This led to isolation and the development of geographically unique species and lifeforms.

I am much more interested in the idea of tribes, clans and kinship grouping than those of political nations. I think concerning identity it’s evidently becoming less and less important ‘where you come from,’ than what you actively choose to identify with. Identity is becoming more about freedom and choice, rather than something predetermined.

Chris, you’re from Australia, Miko you’re from Japan, as an aesthetic BEAUGAN has a very organic and almost traditional feel, but it’s not tied to one specific cultural origin, how do you describe ‘where’ the label is from?

Chris: Genetic studies have for a long time shown us that there is more genetic variation within so called ‘races’ than there are actually between them – For instance they have found that within Africa alone, there is more genetic variation present than in the entirety of Europe, America and Asia combined. Defining people by race is a ridiculous idea.

With BEAUGAN clothing it’s this same idea. I do not wish to restrict creation to one single origin, to something that linear and predictable. BEAUGAN garments come from selected sources from all over the planet. For me the ‘where’ or ‘when’ is less as important as the actual core: The characters and story, the person wearing the garment. Let’s just say that wherever BEAUGAN is coming from, the important part is that it comes from a place that’s HUMAN.

Miko: We can’t define so simply ‘where’ the label is coming from literally, because neither Chris nor myself have mono-cultural backgrounds, nor interest in defining the world by those parameters. I think BEAUGAN is coming from these interactions, between all humans from different experiences and different cultures.

You’ve been experimenting with DIY dyeing, what have you learnt so far?

Chris: We have worked with a master artisan of natural dyeing, who has followed his family tradition, it’s a 1,300 year old hand-dyeing technique called ‘dorozome’ (mud-dye). It’s through working with this artisan that we’ve become more and more involved with the world of natural dyes.

Miko: Natural-dyeing occurs through chemical reactions with ingredients sourced directly from nature and the immediate surroundings. The resultant colours which we create are dependent on, not only the type of plants, but also where the plant was taken from. For example, cherry blossom (sakura) trees are useful for obtaining a bright pink or ashy pink when a catalyst is applied. However, if you where to harvest their wood in June, you wouldn’t be able to obtain a pink dye, because the tree would’ve already used its ‘colour powers’ when it bloomed in April. So it all depends on the innate power of the plant when you use it.

Do you think you’ll continue with the method? What are the benefits of the DIY approach to dyeing?

Chris: It’s a limitless world of possibilities! We’ve started experimenting with imported roots, nuts, and flower stems to make our own home dyeing solutions, so it’s possible to do some small batches at home, that’s certainly a direction I’d like to take at some stage also.

The benefits of natural dyeing is simple; It’s organic, its non-toxic. The skin is the human body’s largest organ – but we feed it junk food. We really should start to consider the potential harm of wearing chemically produced fabrics. Materials like polyester, rayon, acrylic, nylon, or anti-stain or anti-wrinkle or no fade fabrics all are made from harmful materials; petroleum, plastics, heavy metals and other toxic, caustic or carcinogenic chemicals. Synthetic materials may be cheaper to produce but are these savings worth your health?

Natural fibre and natural dyeing methods are better for the environment. There is almost zero carbon footprint to these processes, mostly everything is done by hand and materials found in nature. Concerning natural-dyes there is a visual benefit also; that is variation. No two garments will EVER be the same colour or patina, each is unique and special in its own right; Just like people that wear it!

Can you tell us a little about your studio space?

Chris: Right now, our studio space is in our apartment, we eat and work at the same central table. Luckily that table is a large wedge of rough-cut timber, so it still can feel a bit more like a kind of ‘wild’ experience even though we are actually just in a small apartment in a Tokyo suburb.

Miko: We have some plants and pets (three turtles and some fish) and lots of objects that Chris has collected and archived from all over the world; masks and mingei antiques. Sometimes I am horrified by those masks at night (laughs). But I quite like the space actually, considering the fact that we are located in the centre of Tokyo.

In a world of fast fashion, how has the BEAUGAN concept of slower, more thoughtfully produced items been embraced?

Chris: I think we are faring well in our fight against mainstream. In Japan there is a story (which originated in China) about a koi fish that managed to swim up the waterfall became a dragon. It’s a story about the importance of resilience and determination when going against what everyone else is doing. I see an importance in carving an original path and battling against the odds. It’s not merely a necessity, but the only way I know how. I really work hard to make BEAUGAN garments to have real soul and to make sure beauty is woven in the fibres.

Miko: It’s still early days, but I guess more people are starting to support us and are becoming aware of how they dress. Even people around me who did not care about what they wear have started to take notice of the benefits of higher quality clothing and have started to change their mind.

Chris, in a previous discussion you mentioned your need to be by the sea. Can you explain for us why you think the ocean attracts you. Does it influence your work?

Chris: When I was a kid, I was lucky enough to live close to the ocean. Whenever things got bad, I’d be able to run away from home towards the ocean and just sit there on a sand hill and watch the endless horizon. I’d just be able to think to myself ‘you know; this situation, whatever these troubles, it’s just now… it won’t be forever.’ The future and possibilities are as expansive and unknown as that ocean out there before you.

An ocean’s edge is kind of philosophical power spot. Hopefully this natural and pure energy is reflected in the clothing we are designing. I want to recreate that same peaceful moment and simplicity of ‘letting things go’ with clothing. When I design clothing I really do try to satisfy all of the senses. It’s so important that the garments satisfy people on an instinctive and natural level.

If you were to move outside of Tokyo tomorrow, where would you go? Why?

Miko: I want to move somewhere with lots of greenery, an abundance of nature and ecology, trees, river, ocean. Perhaps Wakayama or Amami? Observing nature teaches me a lot. Even if I try to prevent change, nature keeps evolving and changing.

Chris: Our current dream is to move to Shirahama in Wakayama prefecture. Miko and I went there on our first official date outside of Tokyo. At the time, I really missed white sand beaches, Miko suggested we go to Shirahama as it’s is one of the only white sand beaches in Japan. When we first went there I felt a strong connection with the area and was drawn to it.

When I got home to Tokyo I started to do research on the area. I was looking at the area in Google maps when I noticed that the shape of the beach was odd, in my opinion, it didn’t seem organic; I thought it was maybe man-made.

Apparently Shirahama beach was so popular for its white sand in Japan that many luxury resort hotels started to be built along its coast line to service the high tourist demand. The construction disturbed the coast, and the resultant tides started to wash away the white sand which had made the place so popular!

The area started to import sand to save the beach and keep it pristine and white. They value this sand so much that after every summer workers come down with mini-trucks bundle up the sand into big black tarpaulin sacks and carry them up the mountain to store it to keep it safe during the winter.

Turns out that this sand has been imported to Shirahama beach from overseas since 1989. Some of it is from Perth, Western Australia; my home town. 1989 is also the year Miko was born, a strange set of coincidences.

What are your plans for the rest of 2018 and beyond?

Miko: We want to try some pop-up stores (although we need a different word for this ‘pop-up shop’ sounds like a cheap trick or gimmick) maybe something more like a ‘traveling, nomadic retailer’? That sounds better doesn’t it?

Also we would like to show overseas because Japanese buyers just don’t come to Tokyo to see Tokyo collections, instead they almost exclusively go to Paris even to buy Japanese designers. So in the end rather than judging it, it is more efficient to just show there.

Chris: There is an indescribable satisfaction that comes from seeing people when we’re able to see their character feeling free when wearing our clothing, like being infinitely comfortable in one’s own skin.

I feel like it’s similar to watching a flower blossom. I hope to keep being supported enough by wonderful customers to continue the creation of this beautiful (metaphoric) garden. So in the future I want to be in my garden, smelling the flowers, tasting the fruits, feeding the flytraps, and giving haircuts to the cacti. That’s the dream.

For more information of BEAUGAN’s upcoming collections, visit BEAUGAN.


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Lucy Dayman

Originally from Australia, in 2016 Lucy left her job as an editor of a culture and music magazine in Melbourne to live, work and travel in Japan. Between freelance writing and traveling, she’s been dabbling in film some very amateur film photography, which you can check out on her Instagram: @lucy.dayman. Check out her other writing work and photos at lucydayman.com