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	<description>世界と繋がるミレニアル世代に向けて、国際的な視点・価値観・知性を届けるメディアです。</description>
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		<title>【W杯】なぜ判定は物議を醸したのか　背景にある新ルールと最新技術</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Jul 2026 09:22:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>NewSphere</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　ピッチ上の華麗なプレーではなく、遠く離れた一室で確認された映像が試合を左右する――ワールドカップでまたしても、そんな決定的な場面が生まれた。 　11日に行われたアルゼンチンとスイスの準々決勝では、スイス代表のブレール・ [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="wprt-container"><p>　ピッチ上の華麗なプレーではなく、遠く離れた一室で確認された映像が試合を左右する――ワールドカップでまたしても、そんな決定的な場面が生まれた。</p>
<p>　11日に行われたアルゼンチンとスイスの準々決勝では、スイス代表のブレール・エンボロが退場となった判定をめぐり、ファンの間に困惑が広がった。その背景には、試合の流れを変えた新ルールの名称の分かりにくさもあった。</p>
<p>　このルールは「人違い」ルールと呼ばれる。しかし厳密に言えば、エンボロが人違いによって2枚目のイエローカードを受け、退場となったわけではない。ジョアン・ピニェイロ主審が、アルゼンチンのレアンドロ・パレデスがエンボロからボールを奪おうとした場面で、エンボロが反則を受けたように装ったことをリアルタイムで見抜けなかったためだ。</p>
<p>　重要なのは、当初パレデスにイエローカードが提示されたことだ。国際サッカー連盟（FIFA）のルールでは、パレデスにカードが出されたことで、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入し、ピッチ上の主審にサイドラインのモニターで映像を確認するよう勧告できるようになった。</p>
<p>　映像を確認した主審は、エンボロが「明らかなシミュレーション」を行ったと判断。2枚目のイエローカードを提示し、退場を命じた。</p>
<p>　ルールでは、主審が「反則を犯していないチームを罰し、その結果、誤った選手にレッドカードまたはイエローカードが提示される場合」、VARが介入できると定められている。</p>
<p>　この判定は、スイスが1-1の同点に追いついてからわずか5分後に下され、試合の大きな分岐点となった。アルゼンチンは延長戦の末、3-1で勝利した。</p>
<p>　スイスのムラト・ヤキン監督は「主審は誤った判定を下した。彼らが自分たちの審判をかばうことは分かっているが、このルールが今日の我々の試合を壊した。非常に苦痛だし、このような形で敗退するのは本当につらい」と語った。</p>
<p>　今大会で、チームが新ルールやテクノロジーを批判したのは、これが初めてではない。</p>
<p><strong>◆取り消されたゴールに激怒するドイツ</strong><br />
　新たに厳格化された規定は、決勝トーナメント1回戦でドイツが衝撃的な敗退を喫する一因となった。</p>
<p>　パラグアイ戦の延長戦で、DFヨナタン・ターが決めた勝ち越しゴールは、GKオルランド・ジルへのファウルがあったとして、VARによる確認の末に取り消された。</p>
<p>　リプレー映像には、ドイツのヴァルデマール・アントンがジルを地面に押し倒す様子が映っていた。しかし、接触がごく軽微だったため、判定には批判が集まった。FIFAの審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ氏は、ボールにプレーしようとせず相手の進路を妨げる行為、特にゴールキーパーが関わるケースについては反則を取るよう、審判団に指示していたと説明した。</p>
<p>　ドイツはその後、PK戦の末に敗退。最後はターが勝敗を左右するPKをクロスバーの上に外した。</p>
<p>　今回の敗退はドイツサッカー界に激震をもたらす可能性がある。ユリアン・ナーゲルスマン監督は辞任し、後任にはユルゲン・クロップ氏の就任が見込まれている。</p>
<p><strong>◆ハイテクボールに泣いたクロアチア</strong><br />
　「コネクテッド・ボール・テクノロジー」という言葉は、今後何年にもわたってルカ・モドリッチとクロアチアを悩ませることになりそうだ。</p>
<p>　今大会で使用されている「高度なセンサー」内蔵のハイテクサッカーボールによって、クロアチアはポルトガルとの決勝トーナメント1回戦で、土壇場の劇的な同点ゴールを取り消された。</p>
<p>　ヨシュコ・グヴァルディオルはアディショナルタイムにゴールを決め、2-2の同点に追いついたかに見えた。しかしVARによる確認の結果、オフサイドと判定され、ゴールは取り消された。ボールに内蔵されたセンサーが、ビルドアップの過程でクロアチアのイゴール・マンタノビッチがかすかにボールに触れたことを検知したためだ。その接触は、肉眼はもちろん、リプレー映像でも判別できないほどわずかなものだった。</p>
<p>　FIFAによると、1秒間に500回データを取得するボール内蔵センサーは、「どれほどわずかな接触でも判定できる」ほど精密に調整されている。これにより、審判員はこれまでにない水準のデータを使い、迅速かつ正確な判定を下せるという。</p>
<p>　その後辞任したクロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は、この判定に納得していなかった。「こうした判定のすべてが、サッカーから喜びを奪っている」と語った。</p>
<p><strong>◆アルゼンチン相手に涙をのんだエジプト</strong><br />
　ワールドカップ史に残る大番狂わせが起きようとしていた。決勝トーナメント2回戦で、エジプトは前回王者アルゼンチンを相手に2-0とリードしており、VARがなければ3-0になっていた可能性もあった。</p>
<p>　後半、エジプトが1-0とリードしていた場面で、モスタファ・ジコが流れるような攻撃をゴールで締めくくった。しかし、熱狂的な歓喜は映像確認によって打ち消された。一連のプレーの前段階で、アルゼンチンのリサンドロ・マルティネスに対するファウルがあったことが確認され、ゴールは取り消された。</p>
<p>　アルゼンチンは終盤に鮮やかな逆転劇を演じ、3-2で勝利した。</p>
<p>　エジプトのホッサム・ハッサン監督は「我々は不当な扱いを受けた」と語り、怒りをあらわにした。</p>
<p>　エジプトサッカー協会は、さらに踏み込んだ声明を発表し、「いくつかの重要な場面が深刻な懸念を引き起こし、試合の展開に直接影響を与えた判定の一貫性と公平性について、重大な疑問を残した」とした。</p>
<p>　マルティネスへのファウルはエジプト陣内の深い位置で起きており、そこから反対側のゴールに至るまでにかなりの時間が経過していた。これほど前のファウルまでさかのぼってゴールを取り消せるのか、疑問の声が上がった。</p>
<p>　批判に対し、FIFAのコッリーナ審判委員長は「ゴールからの距離についても、反則が起きてからゴールまでの時間についても、明確な制限は設けられていない」と説明した。さらに「FIFAワールドカップの審判団の公正さを疑うことは、誰にもできない」と付け加えた。</p>
<p><strong>◆イングランド戦で二重の打撃を受けたノルウェー</strong><br />
　イングランドがノルウェーを2-1で破った準々決勝でも、ハイテクセンサーが再び判定の決め手となった。</p>
<p>　前半、ジュード・ベリンガムの同点ゴールにつながった攻撃の途中で、ボールが上空カメラをつるすケーブルに当たったと、ノルウェーの選手やスタッフは強く主張した。実際に当たっていれば、プレーは中断されるはずだった。</p>
<p>　しかしFIFAは接触を否定。センサーには、ボールが空中にある間の「ボールの鼓動」にピークが見られず、上空のワイヤーに触れた証拠はないと説明した。</p>
<p>　ノルウェーは1-1の場面でもゴールを取り消された。アーリング・ハーランドによるイングランドのエリオット・アンダーソンへのファウルがVARで確認されたためだ。</p>
<p>　この反則はコーナーキックが蹴られる前に起きていた。コーナーキック時の攻撃側によるファウルを減らすために導入された新ルールでは、ボールが蹴られる前に起きた反則についても、VARの介入が認められている。</p>
<p><small>By JAMES ROBSON AP Soccer Writer</small></p>
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