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北朝鮮、イラン核合意も交渉に「興味なし」 10月に過去最大のミサイル発射か

  • カテゴリー:国際
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北朝鮮、イラン核合意も交渉に「興味なし」 10月に過去最大のミサイル発射か

 北朝鮮外務省の報道官が21日、イランと欧米6ヶ国が先週、核開発問題で最終合意に達したことを受け、北朝鮮が同様の交渉に応じることには「全く興味がない」とする声明を発表した。重ねて、北朝鮮が核を放棄する可能性を強く否定した。アメリカ政府内などでは、イランの動きを見て北朝鮮が軟化する可能性があるとする意見もあったが、その期待は完全に打ち砕かれた格好だ。米国主要メディアが報じている。

 また、韓国・聯合ニュースによれば、北朝鮮北西部の基地で、従来の2倍の大きさのロケット(事実上の長距離弾道ミサイル)を発射できる発射台が完成した模様だ。韓国政府筋は、北朝鮮が10月10日の朝鮮労働党創建70周年記念日の前後に、これを使って大型ミサイルを発射する挑発行為に出ると見ている。

◆北朝鮮外務省「イランとは事情が全く違う」
 北朝鮮外務省は21日、国営朝鮮中央通信(KCNA)を通じ、声明を発表した。ワシントン・ポスト紙(WP)などの報道によれば、声明を述べた報道官は、北朝鮮とイランとでは「事情が全く違う」と強調。イランと違って北朝鮮は常に米国の軍事力の脅威にさらされているとし、両国を比較するのは「非合理的だ」と米国政府内の期待を一蹴した。

 また、「北朝鮮は、先に一方的に核開発を凍結・中止するような話し合いには全く興味がない」「北朝鮮の核抑止力は、交渉のテーブルにのせるようなおもちゃではない。米国の核の脅威と敵対政策から主権と権利を守るために不可欠の手段だ」などと語った(CNN)。そして、「アメリカが敵対的な姿勢を変えない限り、核開発計画を変更することはない」とした(WP)。

 イランと欧米6ヶ国の協議は先週、イランの核開発計画を制限することと引き換えに、欧米側が制裁を解除することで最終合意に達した。対イラン交渉担当のシャーマン米国務次官は先週、北朝鮮がこの最終合意を受けて「現在歩んでいる危険な道」を再考することを願うと話していた(CNN)。WPも、「イランとの合意を受け、一部の政治家やアナリストは、ワシントンと平壌も似たような条約を結ぶことができるのではないかと考えた」と記す。中国政府も「ボジティブな影響」に期待するというコメントを出していた。

◆「金正恩には何もプランがない」
 WPは、今回の北朝鮮の外務省声明は、これらの米国側のメッセージに対する回答だと見ている。だとすれば、西側の淡い期待は完全に打ち砕かれた格好だ。

 CNNは、「北朝鮮の核開発はイランよりはるかに進んだ段階にある」と懸念する。いわば“ラスボスとの戦い”が依然、積み残されているのだ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)も、北朝鮮は昨年末の段階で20の核弾頭を保有しており、来年までに2倍に増える可能性もあるという中国政府の試算を紹介している。

 アメリカ、韓国、中国、ロシア、日本と北朝鮮による非核化に向けた6ヶ国協議は2008年末から中断したままだ。その後、前最高指導者の金正日氏の死去に伴い、息子の金正恩氏への権力移譲が2011年にあった。今後の核交渉の展望について、WPに見解を求められた米政府高官は、若い金正恩氏には全く期待できないと考えているようだ。「この若者(kid)は、国を普通の方法で治めることに全く関心がない。外交にも関心がない。そして、(他国との)約束事に関心がない。彼には何もプランがないのだ」と、この高官は語っている。

◆10月10日前後に過去最大規模のミサイルを発射か
 一方、聯合ニュースによれば、北朝鮮北西部・平安北道の「西海衛星発射場」に、新たなミサイル発射台が完成したようだ。従来からある高さ50メートルの発射台を高さ67メートルに改修したものだという。韓国政府筋が22日、明らかにした。

 韓国政府は、北朝鮮はこの発射台を利用し、改修前の2012年に打ち上げた30メートル級の『銀河3号』よりも、全長の長いロケット(長距離ミサイル)を発射する準備をしていると見ている。韓国軍と情報当局の見積もりでは、改修後の発射台からは『銀河3号』の2倍の大きさのミサイルを発射できるという。発射時期は、10月10日の朝鮮労働党創建70周年記念日前後になるだろうと見られている。

 聯合ニュースは、北朝鮮は70周年に向け、「金正恩第1書記の治績を誇示するため、平壌の美林飛行場で大規模な閲兵式の準備を進めている。スカッドやノドンなど各種ミサイル、240ミリロケット弾などの砲兵装備、装甲車をはじめとする輸送装備を集めている」としている。また、韓国政府は、「正恩氏が労働党創建日を記念し、“人工衛星”打ち上げを指示した」という信頼できる情報を得ているようだ。平壌近郊の兵器工場では、既に長距離ミサイルの製造が始まっている兆候があるという。

(内村浩介)

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