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韓国首相候補、「親日」バッシングで辞退 歪曲報道が発端も、反日世論やまず

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韓国首相候補、「親日」バッシングで辞退 歪曲報道が発端も、反日世論やまず

 韓国の文昌克(ムン・チャングク)首相候補は24日、辞退を表明した。首相指名後に「親日」非難を集中的に浴びたことが背景にある。発端となったKBSの報道には「歪曲報道」との批判が出ているが、世論、議員とも批判がやまなかった。

 同氏は、「今の時点では、私が辞退することが朴槿恵(パク・クネ)大統領を助けることだ」と述べたという。朴大統領は、「議会の公聴会で文氏を判断してもらうことができないことを遺憾に思う」、と述べたと報じられている。

【相次ぐ首相候補の辞退】
 朴大統領の首相人事は、2ヶ月足らずで候補2人が相次いで辞退、という異常事態になっている。まず、4月の旅客船セウォル号沈没事故の責任をとって、チョン・ホンウォン首相が辞任を表明。後任候補に指名された元最高裁判事の安大煕(アン・デヒ)氏は、退官後に大企業の顧問弁護士として高額報酬を得ていたことを批判され、指名を辞退した。

 文氏は6月10日に指名された。同氏は元中央日報の主筆で政治経験はない。

【批判された“親日”発言】
 親日批判の発端は、同氏の教会での講演(2011年)を、KBS(韓国放送公社)が11日に報じたことだった。同氏は講演で、「我々は、なぜ神がこの国を日本の植民地にしたのか、と抗議するだろう。だがそこには神の意思がある」と述べていた。日本の植民地支配が始まる以前、韓国官僚が腐敗しきっていたとも指摘。「怠惰、独立心の欠如、他者に依存する傾向が我々のDNAにある」と発言した。植民地支配という苦難が必要だったという見解を述べている。

 韓国の評論家は、植民地支配を正当化している、と同氏を批判した(ニューヨーク・タイムズ紙)。日本の右翼政治家が、植民地支配正当化のために発言を利用する、と懸念しているというのだ。

 昨今、韓国のメディアが政治家を過度に非難することが問題となっているという。大統領のスポークスマンは、「虚偽の報道」によって文氏が辞退する結果となったと批判した。中央日報も、KBSが同氏の講演について、親日史観だけを浮き彫りにする「歪曲報道」を行ったと非難している。

 また同紙は別の記事で、法で定められた国会人事聴聞会が無視され、「世論裁判で首相候補が辞退する」現状を批判的に報じている。文候補の辞退は、法治の無力化と民主主義の毀損という、「韓国の宿題」を浮き彫りにしたという論調だ。

【朴大統領の政権】
 文氏の辞退を受けて、朴大統領は人選能力を問われる結果となった。フィナンシャル・タイムズ紙によると、旅客船セウォル号沈没事故以降、国民の信頼を得るために内閣の半数を入れ替えたにも関わらず、朴大統領の支持率は落ちている。6月20日の世論調査では回答者の43%が大統領の政策を支持、48%が支持しないという結果となった。4月初めには61%が支持、28%が不支持だった。

 韓国国民大学校のホン・ソンウル教授は、同時期の李明博元大統領に比べて支持率が低いわけではないと指摘している。一方で今回の文氏の論争からも、朴大統領が信頼を失っていることがわかると話す。韓国民はこれまで以上に質の高い、モラル意識の高い候補者を求めているという。

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(Newsphere編集部)

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