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シリア政府軍の攻撃激化か そのねらいとは?

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 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの支援を受けたシリア政府軍が、巻き返しに出てきたようだ。
 19日、レバノン国境付近の主要都市クサイルに、地上と上空から一気に攻撃を開始し、これまでで最大規模の激戦を繰り広げたという。一般人を含む死亡者数は50名とも100名とも報じられ、負傷者は数百人にのぼるという。政府軍と反体制派の双方が優勢を宣言しており、依然として混乱した状況が続いている。
 海外各紙は、大規模な行動に踏み切った政府軍の狙いなどを分析しながら状況を報じている。

【政府軍攻勢のねらい】
 大規模な戦闘が起きたクサイルは、双方にとって重要な地域だとガーディアン紙は報じている。
 まず、首都ダマスカスと地中海の海軍基地をつなぐ要衝であるためだ。
 次に、レバノンとの国境につながる幹線道路沿いに位置するため、反体制派を支援する同国からの武器が入り込んでくる拠点であるためだ。
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、この地域に住む反体制派は、外国人や過激派も含めて約5000人とみられている。政府軍がクサイルを支配することになれば、シリア中部や首都における政府軍の影響力が強まるという。

 また、米国とロシアが、シリア内戦の停戦に向けて国際会議の準備を進めていることも、大きく影響しているかもしれない。
 会議の前にできるだけ勢力を巻き返し、有利な戦況で和平交渉に臨む狙いだろうとウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。
 停戦にはアサド氏の退陣が不可欠との見方が強まる中で、同氏は「私は国民によって選ばれた大統領であり、私の進退を決めるのはシリア国民だけだ」と強気の姿勢を崩す気配はないようだ。

【市民の安全は?】
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、クサイルの人口は内戦前で約6万人。その多くがイスラム教スンニ派とキリスト教徒だったという。このうち、内戦が激化する中でほとんどのキリスト教徒は避難したため、現在はスンニ派を中心に4万人になったと言われている。
 クサイルが戦地となった今、多くの市民も被害を受けており、約2万5千人が避難できずに恐怖に震えているとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。
 同紙などによると、政府軍は3つある前線のうちの1つを、市民や降伏するテロリストのために開けているという。しかし、実際にはその経路は政府軍の支配地域につながっており、拷問などが待ち受けているとの情報があり、市民の多くは避難できずにいるという。真偽は定かではないが、国連も虐殺の可能性を危惧しているようだ。

(Newsphere編集部)

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