ムーディーズ、アメリカ国債の格下げを示唆

11日、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、アメリカを最高位の「Aaa」から「Aa1」に1段階格下げする可能性を示唆した。ムーディーズは声明で、債務の対GDP比率が安定化し中期的に低下するトレンドにつながる政策が打ち出された場合、格付けを戻す可能性に言及した。

<各紙の報道>

FTはアメリカ国内政治の文脈から、大統領選と関連づけて報じた。オバマ大統領率いる民主党が、これまで債務の改善策を実行しなかったことに対し、共和党から強い批判の声が上がっているとした。これについては、共和党のロムニー大統領候補に有利な影響があるのではないかとみている。しかしながら、この問題は選挙が終わるまでは進展しないであろうと報じた。

WSJは現在の状況について詳細に説明した。アメリカの財政赤字は過去4年間で毎年1兆ドルを超えている。現時点でどちらの大統領でも早急な改善策を打ち出すことは難しいとみている。この深刻な債務問題に対し、軍事予算なども含めた徹底的な予算案の見直しが必要だと分析している。

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