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中国、「戦勝」記念行事に欧米首脳も招待か 日本との板挟み、「頭の痛い問題」と報道も

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中国、「戦勝」記念行事に欧米首脳も招待か 日本との板挟み、「頭の痛い問題」と報道も

 中国は、9月に行う「抗日戦争勝利70周年」の記念行事に安倍首相を招待したが、首相は応じない方向だという。読売新聞(25日付)などが報じた。

◆「抗日戦勝記念日」に大規模な軍事パレード
 中国は昨年、「中国人民抗日戦争勝利記念日」として9月3日を法定記念日に指定した。さらに、毎年その日に、国は記念行事を行うこととした。

 今年は、時事通信(8日付)によると、大規模な軍事パレードと閲兵式が予定されているという。時事通信(1月27日付)によると、この行事の狙いは、日本をけん制することや、世界に中国の軍事装備の実力を示すことなどにある、と中国共産党機関紙・人民日報がネット上で解説したという。

 読売新聞は、日本政府関係者の話として、首相はこの行事に招待されたが、軍事パレードが行われることなどを考慮し、出席しない方向だと報じた。

◆安倍首相を招待したことを中国が示唆
 中国の王毅外相は8日の記者会見で、記念行事には「関係するすべての国の指導者を招待する。誠意があれば、誰でも歓迎する」と述べた、と朝日新聞(8日付)は報じている。

 台湾紙『中国時報』の英語サイト『ウォント・チャイナ・タイムズ』は、中国外務省の華春瑩報道官が24日の定例会見で、安倍首相も招待したことを(明確にではないが)認めた、と報じた。首相を招待したのかと記者に問われた際、ストレートに認めなかったが、「関係するあらゆる国の首脳を招待している」と報道官は強調した。「あなたは日本が関係すると思うのか、思わないのか」と、記者に逆質問までしている。

◆安倍首相の招待は、中国側の善意?
 『ウォント・チャイナ・タイムズ』は、中国の専門家は、安倍首相が日本の降伏を祝う行事に参加するなど、とてもありそうにないと考えている、と伝えた。そして専門家2人の見解を紹介している。

 北京の外交学院の日本学の周永生教授は、この招待はただただ中国の度量の大きさと、寛容さの表れなのだと語る。対比するように、「安倍首相は頑迷な人物で、過去について心からのざんげを示す可能性はない」としている。

 日本問題の専門家である復旦大学の馮瑋教授は、「招待そのものが、日中両国の冷ややかな関係の雪解けのしるしであるとはいえ」、安倍首相がこの式典に参加する可能性は高くない、と語っている。

 2人の発言からすると、安倍首相の招待は、中国側の善意から行われている、と考えているようである。

◆「抗日戦争勝利」で共産党支配の正当性をアピール?
 AFPは、中国と日本、それぞれの意図を推量している。

 中国は、日本の戦時の悪行をたびたび国民に思い出させている、と記事は語る。専門家らが語るところでは、これは共産党支配の正当性を強調するための策略であるという。「抗日戦争勝利記念日」を公式に祝うのも、そのためだという文脈だ。

 中国の王毅外相が8日の会見で、日本は戦時の過去を直視し、罪の意識を失わないようにしなくてはならない、と語ったことを伝えている。

 対して、中国が毎年10%以上、軍事費を増加させるなどし、地域での自己主張を強めていることに、日本は不安を抱いている、としている。そして読売新聞から、「日本政府は中国に、国防費の不透明さを改善するよう求めており、首相の出席はあり得ない」とする外務省幹部の発言を引用する。

 また、日本は、中国が絶えず過去に言及していることにもいらいらしている、と語る。日本の主張によれば、それは、日本の過去70年間の温厚な振る舞いを無視するものだ、と説明している。

◆西側諸国のためらい。ロシアのプーチン大統領は早々に参加を表明
 フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、中国からの招待は、西側諸国の首脳にとっては、扱いに困る、厄介なものだという観点から報じている。ヨーロッパ諸国の首脳らは、中国の大戦終結70周年を記念する軍事パレードへの招待のせいで、外交上の板挟みに陥っている、と語る。

 まず、軍事パレードなどの記念行事は、戦死者を追悼するというよりも、中国の軍事力を誇示する試みとして解釈される可能性があり、それに参加すれば、国際的なお墨付きを与えることになってしまうことを警戒しているという。

 さらに、招待に応じれば、日本よりも、中国の肩を持っていると見なされることになるのではないか、とも危惧しているという。「とりわけその記念行事が、日本を動揺させることを意図したものに見えるとすれば、(高官レベルの)参加は、ひどく気が進まないでしょう」と、あるヨーロッパの外交官は語っている。

 ただし記事は、招待に応じなかった場合、どのような不利が考えられるかを語っていないため、「板挟み」の内容が不明確だ。

 多くの国の政府は、中国の招待にいかに返答すべきかを、まだ決めかねているという。これまでのところ、招待に応じると公式に表明している外国首脳は、ロシアのプーチン大統領だけだ、と記事は伝える。

 ロシアもまた、ヨーロッパでの終戦を記念するパレードを5月9日に予定しているが、多くのヨーロッパ諸国の首脳は、ウクライナ問題を理由に、出席しないことをすでに決定している、と記事は伝える。しかし、中国の習近平国家主席は出席する予定とのことだ。

(Newsphere編集部)

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