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【ローマ法王、異例の退位】日本各紙はどう報じたか?

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 ローマ法王庁は11日、ローマ法王ベネディクト16世(85)が2月28日をもって退位すると発表した。バチカンのメディアによると、法王は11日の枢機卿会議で、「神の前で繰り返し検討したが、高齢により、私の力は職務遂行にふさわしくないとの確信を得た」と述べ、退位を表明したという。存命中の退位は極めて異例であり、約600年ぶりと報じられている。
 ベネディクト16世はドイツ出身で、2005年4月、前法王の死去を受け、265代目の法王に選出されていた。ローマ法王は、カトリック教会(信徒約11億人)のトップ。なお、後任の法王は、「コンクラーベ」と呼ばれる枢機卿会議で決定する。 
 海外各紙が1面で報じたこのニュースを、日本の各紙はどのように報じているのか。退位の背景とローマ法王の業績紹介について違いが見られた。

 まず退位の背景について、朝日新聞は持病・高齢による体力低下と紹介した。循環器系の持病があるとされる法王が、“自らの意思が鮮明なうちに後継者に責務を託すことを決断した”のではと示唆した。ドイツ通信社の報道を引用する形で、法王の兄が、退位の理由を「高齢で体が衰弱してきているため」と語ったことも掲載した。ただ、法王の医師団は、病気はあるものの職務には問題ないと語ったことも伝えている。晩年パーキンソン病などに苦しんだ前法王ヨハネ・パウロ2世を、側近として支えた経験が影響したことも示唆している。
 産経新聞は、持病の影響に加えて、近年のスキャンダルへの対応で心労が重なっていた可能性についても示唆した。具体的には、聖職者による未成年者への性的虐待事件や、法王庁の内部文書流出事件などだ。

 次にローマ法王自身について、朝日新聞は、まず教義についてきわめて保守的な姿勢と紹介した。具体的には、中絶や未婚者の性交、神父の妻帯を認めないなどだ。対外的には対話・和解路線をとり、アウシュビッツの強制収容所跡やトルコのモスクを訪問したことを報じた。一方で、イスラム教が暴力に基づいた宗教であるかのような発言が反発を招いたこともあったことも紹介した(後に謝罪)。
 産経新聞も、中絶や同性婚・安楽死に反対するなどカトリックの教義に厳格な姿勢と紹介した。一方、「ツイッター」アカウントを開設するなど新しい取り組みを行ったことにも言及している。対外的には、ユダヤ教やロシアの東方正教会との関係改善に向けた動きが注目されたと報じた。ただ、カトリックの伝統的価値を重んじた法王の発言は、価値観が多様化する国際社会で批判を招くこともあったとし、内部の醜聞と合わせ“難しいかじ取りを迫られた”と評した。

(Newsphere編集部)

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