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東京五輪エンブレム、英国でも賛否両論 「レトロさ足りない」「とても素敵」「日の丸だ」

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東京五輪エンブレム、英国でも賛否両論 「レトロさ足りない」「とても素敵」「日の丸だ」

 2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、五輪の開会式まであと5年となった24日に発表された。それぞれ「TOKYO 2020」の文字と五輪・パラリンピックマークの上に、アルファベットの「T」をモチーフにした黒と金・銀・赤い丸で構成されたロゴが大きくあしらわれている。国内のソーシャルメディアでは、発表後すぐにデザインに対する賛否両論が渦巻いたが、海外でも同様の傾向のようだ。「とても素敵だ」といった高評価とともに、「ロンドン五輪のロゴは過去最低だったが、これも実にひどい」といった否定的な反応が、英メディアで取り上げられている。

◆IOC副会長「将来のオリンピックデザインに大きな影響を与える」
 エンブレムは、日本人デザイナー、佐野研二郎さんのデザイン。オリンピックの公式サイト『Olympic.org』は「五輪の調和のパワーと、5年後の東京で世界がひとつになることをシンボライズしている」と伝えている。

「T」のモチーフは、「Tokyo」「Tomorrow」「Team」を、その黒い縦線は多様性を、大きな円は「お互いを受け入れる世界全体」を表すという。日の丸のように見える赤い円は「人々の鼓動する心臓のパワー」とのことだ。

 東京都庁で行われたお披露目イベントで、2020東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は「素晴らしい芸術作品」と絶賛。国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長も、「東京の活気と市民のおもてなし精神」が表現されている点を特に高く評価し、「将来のオリンピックデザインに大きな影響を与えるだろう」とまで述べている。

◆ロンドン五輪とは別の意味で「実にひどい」
 こうした“自画自賛”とは裏腹に、国内の一般の評価は割れている。Twitterなどでは、「日本らしいシンプルかつ斬新なデザイン」といった声が上がる一方、「のり弁?」「既視感がある」「Jリーグのマークにそっくり」「黒い線がお墓に見える」といった否定的な意見も目立つ。

 英ミラー紙はこうした反応を受け、「皆が感銘を受けているわけではない」とエンブレムの公開を報じている。同紙とBBCは、英国のユーザーのものと思わる次のツイートも取り上げている。「ロンドン2012のロゴは過去最低のオリンピック・エンブレムだと思った。しかし、発表されたばかりの東京2020のロゴも実にひどい!!!!!」。一方、「デザイン的な観点では、最近の5、6大会のロゴよりはずっと優れている」(ミラー)、「自分にはとても素敵に見える」(BBC)といった肯定的なツイートも紹介されている。ちなみに、これを伝えるBBC公式サイトの記事は、デザイナーの佐野さんを「Sato」と間違って表記している。

 上記のツイートで比較対象になっているロンドン五輪のマークは、ピンクを基調にしたポップなデザインだが、発表当時から本国での評判は芳しくなかった。アート系ニュースサイト『Blouin Artinfo』英国版は、「佐野のデザインは、ロンドンのかつてない新しいものを作ろうという(間違った)試みに対し、復古主義を感じさせる」と記す。英デザイン関係者の間では、東京2020のデザインは「レトロ」だという評価が定着しているようだ。

◆紹介動画も「90年代的な古臭さ」と酷評
 その「レトロ・デザイン」の採用については、否定的な意見もある。英イラストレーターのアダム・ヘイズ氏は「2020東京オリンピックのロゴに納得していない。レトロを感じる?ここで話すべきは未来のことだろう!!」とツイート。同氏の仲間の別のグラフィックデザイナーも、「誘致の際のロゴを見た後では特に、もう少しカラフルになると思った」と投稿している(『Blouin Artinfo』)。誘致委員会が用いたエンブレムは、桜の花をモチーフにしたカラフルなロゴをあしらっており、国内でもそれをそのまま使った方が良かったという意見が見られる。

『Blouin Artinfo』は、「Tokyo 2020」の文字に使われているフォントもレトロさを感じさせる要因だとしている。さらに、「佐野の作品はしかし、十分にレトロではないために、少し単調になっているかもしれない」と中途半端さも指摘する。また、心臓の鼓動を表すという「赤い丸」については、「日の丸」だと断定。「好都合なことに日本の国旗の一部を想起させる」(BBC)、「しかし、それは日本の国旗にも酷似している」(ミラー)と、各メディアともデザイナーの狙い通りには捉えていないようだ。

 エンブレムのコンセプトを伝えるイメージ動画も発表されているが、『Blouin Artinfo』は、これについても手厳しい評価を加えている。特に、陸上などの競技映像をバックにロゴが明滅してかぶさっていく演出を「非常に1990年代的な残念な効果」と酷評。「まるでTVのスポーツ番組のオープニングや初期のコンピュータグラフィックスのようだ」とし、「90年代の空のビデオテープのカバーデザインのようだ」というツイートも紹介している。

(内村浩介)

外部サイト参考記事

sklibero

このパラリンピック・エンブレムには大きな問題点があります。デザイン性うんぬんではなく、根本の所で間違いを犯しています。まずはパラリンピック独自のエンブレムを作ったことはとても良いことだと思います、しかしこのエンブレムをよく見てください。写真で言えば「ネガ」の扱いです。「イメージ的にネガっぽく見える」では無く、物理的にほぼネガの処理をしています。しかも、「イコール」にはとても見えません。遠くから見たら、一瞬、「II」に見えます。オリンピックが「陽」であり 「1番」で、パラリンピックが「陰」であり 「2番」と言う解釈もできなくはありません。オリンピックとパラリンピックに共通性を持たせる意味でこういうデザイン処理をしたと思いますが、これではあまりにパラリンピック関係の人たちへの配慮に欠けています。国際的な問題にならなければ良いと思いますが、このように感じるのは私だけでは無いと思います。私が一番危惧するところです。

「デザインのためのデザイン」は不毛です。今回のデザインもそのような臭いがいたします。(制作者は否定するでしょうけれど。)ただ今回のデザインのコンセプトはとても良いと思っています。64年の亀倉雄策デザインへのオマージュ、和モダンなイメージ、展開性。デザインとしてはとてもレベルが高いです。いや、高すぎると言い換えた方が良いかも知れません。そうなのです難解なのです。当然、見方、感じ方は千差万別、あれに似ている、これに似ているだの、いろんな意見もあると思いますが、それは大きな問題では無いでしょう。(と言うか、そもそもこういうことを書かなければならない時点でこのエンブレムは問題が多すぎます・・・)オリンピック・パラリンピックとは、あくまでスポーツ大会であり、都市開催とは言え、国民全体の総意の元に開かれる祝祭、国際社会へ発信するイベントなのです。そのエンブレムは誰が見ても、「楽しさ」と「ワクワク感」と「爽やかさ」を感じさせるエンブレムでなくてはなりません。難しく考える必要は全くないのです。たとえば今回の招致マークが良い例です。あのリースをイメージしたデザインに異を唱える人は、たぶん少ないと思います。いま求められているのは、そういうデザインです。デザイン決定にかかった予算は、新スタジアムとは比べものにならない程少額でしょうから(実際賞金は少額ですね)、今からでも再選考しても良いと思います。時間もたっぷりあります。その時は応募者の門戸をもう少し広げるべきだと思います。たった104の応募作品の中から選ぶのは、安易過ぎます。(たとえば、私が何かのマークを提案する場合最低でも一人で20案は提案します。それがスタンダードです。)たった104案の中から選ばなければならなかった選考委員も大変だったと思います。(もちろん、数の問題では無いのですが。)64年のあの亀倉雄策のエンブレム、指名コンペではありましたが、満場一致で決まったと言うことを聞いています。今回のエンブレムが大多数の選考委員の賛同を得たとはどうしても思えません。(あくまでも想像ですが。)また、選考のシステムもネットを活用してもっとオープンにするべきでしょう。我々が知らない間にIOCの認可を取り、「はい、これに決まりました。」では、民主的ではありません。選考委員も偉い人ばかりでは無く、一般の人々もそれに入れるべきでしょう。それは、あくまでも一般レベルの意見として参考にするためにです。

これからの日本を担っていく少年少女の脳裏に刻まれるようなデザインが必要だと思っております。

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