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北海道の「ゲーム禁止日」、意図伝わらず海外に拡散 “ゲームを悪者にしないで…”

  • カテゴリー:社会
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北海道の「ゲーム禁止日」、意図伝わらず海外に拡散 “ゲームを悪者にしないで…”

 2月から、北海道で「ゲーム禁止日」が開始される。北海道教育委員会が開始するこの取り組みでは、月に2日、子どもたちがゲームで遊ぶのを禁止する。代わりに友達や家族と過ごす時間を増やしていくという狙いがある。

 NHKでは、この「ゲーム禁止日」について伝える際、北海道の生徒の学力テストのスコア低下にも言及。 海外メディアでもこの取り組みとNHKの報道が取り上げられ、 ゲームの禁止と学力に関係があるとは思えないという意見、具体的なテストのデータを取り上げ、相関が見られるとする意見など、さまざまな反応を見せている。

◆ 他の都道府県の子どもたちだってゲームしているはず
 『Kotaku』の記事では、NHKの報道に言及しながら、 「PTAと北海道教育委員会がTVゲームに責任をなすりつけているように聞こえる。他の都道府県の子供たちがそんなに多くのゲームをしていないという誤った想定をしたのはどちらだろうか?」とし、ゲームが結局悪者になってしまうこと に疑問を呈している。
 
 電子製品情報サイト『Ubergizmo』でも、NHKの報道に言及しつつ 「テストのスコア低下の責任が何にあるのかわからないながら公的機関がゲームに責任があると決めているように思える」と言及している。続けて、子供たちのほうがよりゲームをプレイしているという事実から、彼らはそう結論付けたのだろうと公的機関の結論にやや寄り添いながらも、「もちろん、日本の他の地域の生徒が少なくとも同じくらいゲームをプレイしていることは確実であるので、これにはやや不備がある。」とKotakuの記事と同じ視点で疑問を呈している。

◆気になる学力とゲームプレイ時間との相関関係は?
 北海道教育委員会のホームページでは、この取り組みの狙いを「ゲームをしないで、『家族の団らん』を大切に『体験活動』や『読書活動』に親しみ、学校、家庭、地域における望ましいネット利用に向けたルールづくりの促進を図るものです。」としている。特に学力向上に関しては言及していない。そんな中、海外では次のような報道もあった。  

 英デイリー・テレグラフ紙(電子版)では、この取り組み、またNHKの報道 に関して、ネットを長時間する子どもの成績とあまりネットをしない子どもの成績を比較したデータを取り上げている。同紙では教育委員会からのコメントを取り上げ、趣旨を紹介しているが、調査ではネットサーフィンやゲームのプレイ時間とテスト結果に明白な関係があるとされているとし、学力とゲームプレイ時間との相関関係に言及していく。 去年の日本の文部科学省の研究では、中学生のなかで、1日に4時間以上ネットを使うことを許された生徒は、数学のテストで平均68点を獲得し、対して1時間以下の生徒は平均79.5点を獲得したと伝えている。

◆コメント欄も盛り上がる
 『Kotaku』 のコメント欄やレディットにも多くの意見が寄せられている。3500以上もリツイートされた、日本語でのツイートにも注目が集まっている。このツイートの内容は、とある親子の会話で「禁止しても馬鹿は馬鹿だよね」、「決めた奴、馬鹿じゃないの?」という子供の言葉に「正論なんだが、小6に言われるとなんかムカツク。」と親が感想を持つ、というものだ。翻訳されたものに対し、「賢い子供だ」、「はは。最後が特に好き。翻訳、ポストありがとう」、「良い説明」などの反応が寄せられている。

 また、「ノーゲームデー」ではなく「ソーシャルデー」、「ハングアウトデー(遊びの日)」にすればいい、という提案や、「悪い考えだとは思わないな。公園に行ってただニンテンドー3DSのゲームで遊んでいる子どもを見るし」といった取り組みに対する賛成の声も見られた。

 今回の教育委員会の取り組みの狙いは、ゲームから離れる日を作ることによって、家族の団らんや望ましいネット利用を生み出すことだ。海外メディアではゲームを禁止することそのものに注目が集まっており、この狙いが十分に伝わっていないことがやや伺える状況であったが、禁止だけでは何も改善しないのでは、という「ゲーム禁止」に疑問を呈するスタンスのコメントが目立っている。ゲームから離れる日を作ることがより豊かな子どもの生活につながるか。 今回の取り組みの結果で明確になることも多そうだ。取り組みの成果に注目したい。

※本文中「北海道教育委員会は、子供たちの学力テストのスコアに低下が見られた結果、この取り組みを開始した」としておりましたが、同教育委員会のHPには「ノーゲームデー」の目的についてそのような記載はないため、内容を修正しております。また「ノーゲームデー」の目的について加筆を行っております。(2/9)

(Newsphere編集部)

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