ゲームソフト買わずにプレイが可能!? PS4新機能「シェアプレイ」に海外ファンも期待大

 10月28日、PlayStation 4(PS4)のシステムソフトウェア バージョン 2.00“コードネーム:Masamune(マサムネ)のアップデートが開始した。多くの新機能が追加された中で、海外メディアは「シェアプレイ」を大きく取り上げている。

◆ネット上で友達とゲームする『シェアプレイ』
 シェアプレイはコントローラの「SHARE」ボタンを押して利用する機能で、ネット上で複数のユーザーとゲームをプレイすることが可能になる。シェアを始めたユーザーがホストとなり、ゲーム画面をビジターに表示する仕組みだ。ビジターはゲームソフトを持っている必要はなく、両者がPS Plusに加入していれば協力または対戦プレイすることができる。またビジターがホストに代わってプレイすることも可能で、この際ビジターがPS Plusに加入している必要はない。

 ゲーム情報サイト『Kotaku』は、画像解像度が解像度720p、ホストのストリームへのフレームレートが特定されていない、シェアセッションは60分の制限があるなどの点について説明している。その中で、60分のセッション終了後、再度シェアプレイを利用することでソフトを所有せずにゲームをクリアすることも可能だと指摘する。グループでプレイし続ける根気さえあれば無料でゲームを楽しめるということになる。

 ゲーム情報サイト『Gamesrader』は、煩わしい諸手続きなしに実際に他のユーザーと自分のゲームをプレイできる点は画期的で、ユーザーは実際にプレイしてみてゲームを買うかどうか決められる、と報じている。友好的なゲーム環境への確実な第一歩、と評価した。『Blog.Share』も、PS4のインタラクティブ機能がさらに充実する、と評価するなど、各メディアは新機能への期待を見せている。

◆その他の新機能
 新ソフトウェアでは他にも、ゲームプレイを録画したビデオクリップをYouTubeにアップしたり、ホーム画面や機能画面のテーマを設定したりできるようになる。またUDBミュージックプレイヤーを使って、USBストレージ機器に保存された音楽ファイルを再生可能。ゲームをプレイしながら音楽ファイルを再生できるという。

 Live from PlayStationには「おすすめ」カテゴリーが追加され、ソニー・コンピュータエンターテインメントから配信される公式番組や、フレンドやお気に入り配信者のブロードキャストが表示される。

◆海外ユーザーのコメント
 各メディアには、海外ファンから興奮気味のコメントが寄せられている。
・本当にすごい。
・友達と持っているゲームをシェアできるなんて最高。
・最高の次世代機能。
・最高の機能。待ちきれない。
・実際にプレイしてゲームを買うか買わないか決められる。

 一方で機能の実用性を心配する声もあった。
・処理能力はどうなっているのか。あまり必要のない機能。
・PS4の処理能力速度が気になる。ホストには楽しいかもしれないが、ビジターにはラグが多いのでは。
・実際に友達と一緒にゲームをする方が良い。PSNNowやPSTVのように期待外れな機能になる可能性大。
・ホストとゲストの機器の処理能力速度のずれでうまく機能しないのではないか。
・機能しないことはないが、お互いのインターネット速度と物理的な距離に影響される。
・ストリームの質や接続環境が気になる。

 またDLNA機能の追加を望む声や、ゲストがホストに代わってゲームをクリアすることへの疑問も上がっている。
・DLNAを追加すべき。PS3の方がよほど機能的。
・DLNAも追加されれば言うことなし。
・ホストに代わってゲームをクリアするプレイヤーの市場ができる可能性がある。
・自分でプレイしてクリアしなければ意味がないと思う。

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Text by NewSphere 編集部