『進撃の巨人』、中国で4億回再生と大人気 実写映画化でキャスト予想大盛り上がり

 諌山創の人気漫画『進撃の巨人』の実写映画化が、三浦春馬主演で本格始動することが決まった。2014年現在単行本の発行部数は3000万部を超えている。アニメ『進撃の巨人』は中国でも絶大な人気を誇っている。

 中国メディア『電玩巴士』は、ロケ地となる長崎市端島(通称・軍艦島)の廃墟を写真付きで紹介し、『永遠のゼロ』などで好演した三浦春馬について、映画『進撃の巨人』が代表作になりうるとしている。

【動画再生数4億回!?】
 BBSサイト『百度掲示板』の「進撃の巨人板」の登録者数は90万人に近く、スレッドは1500万を超える。主人公エレンの誕生日(3月30日)には「エレン誕生日板」ができるほどの人気だ。漫画・アニメ特集サイト『ZERO动漫网』による中国国内での調査では、日本の漫画・アニメランキングのトップ10に入っている。

 また、中国の動画配信サイト『愛奇芸』では、累計4億回以上再生されている。

【実写化は“悪夢”】
 ただし、一部の中国メディアは、今回の『進撃の巨人』実写映画化に不安感を示している。『羊城晚报』は、漫画原作を台無しにした実写映画の例として、『テニスの王子様』と『名探偵コナン』を挙げている。確固たる人気を誇る漫画・アニメ作品の実写化は“悪夢”とまで表現する。

 ネットユーザーからも、「(日本でも「放送事故レベルだ」と話題になった)『黒執事』のセバスチャンみたいにひどいことにならなければいいが」との声が上がる。一方、「ずっと待ってた!」「巨人役は誰がやるんだ」と期待の声も聞かれる。まだ公開されていないキャストについて、ネットユーザーやメディアは様々な憶測を巡らせている。

【三浦春馬主演、他のキャストは?】
 映画『進撃の巨人』について、主演の三浦春馬以外のキャストについては、今のところ未公開である。

 中国ネットでは、キャスト発表を待ちきれず様々な憶測が飛び交う。中でも、『進撃の巨人』の中で“男神”的存在である、調査兵団兵士長リヴァイ役に注目が集まっている。小柄だが「人類最強の兵士」と呼ばれるリヴァイ役に、成宮寛貴や玉木宏、生田斗真が抜擢されるのでは、という予想もある。

 アニメ『進撃の巨人』は2013年9月に第25話で打ち切られ、第2期放送開始が期待されていただけに、映画化に注目が集まっている。

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Text by NewSphere 編集部